なぜ“スペシャルなND型「ロードスター」”は誕生した? ソフトトップ車初の2リッターエンジンを搭載できた理由とは? マツダのこだわり満載のパーツ類にも注目です
スペシャルな「ロードスター」はなぜ誕生したのか?
「東京オートサロン2025」で市販化が宣言されていたスペシャルなマツダ「ロードスター」がいよいよ正式発表されました。
そのモデルこそ、日本向けとしては初めて、ソフトトップ車に2リッターエンジンを搭載した「マツダ スピリットレーシング・ロードスター 12R」と「マツダ スピリットレーシング・ロードスター」。前者は200台、後者は2200台の限定モデルですが、なぜこの2台は誕生したのでしょうか?

マツダ「ロードスター」には、海外市場向けに2リッターエンジンを搭載するソフトトップ車が存在しているという背景があり、一部の「ロードスター」ファンから「2リッターのソフトトップ車を日本でも販売して欲しい」という声が挙がっていました。
しかし、マツダは現行のND型「ロードスター」を日本で発表した際、「日本市場ではバランス的に1.5リッター車がベスト」と宣言。そのため、「2リッターのソフトトップ車を日本市場に投入することは、この宣言を撤回することになってしまう」との葛藤があると、2019年から「ロードスター」の開発主査を務める齋藤茂樹氏は以前から話していました。
そんななか2022年から、マツダが展開するモータースポーツ活動におけるサブブランドのマツダ スピリットレーシング(以下、MSR)が、国内レースである「スーパー耐久」シリーズへの参戦を開始します。このMSRの挑戦は、マツダにとって久々のファクトリーモータースポーツ活動となったのでした。
そんなMSRの名の下、「スーパー耐久」で培った技術とノウハウを活かしたスペシャルな「ロードスター」を限定車として発売すれば、一部の「ロードスター」ファンの期待に応えられるし、ND型が登場時の宣言も決してウソにはならない(ソフトトップ車のカタログモデルはすべて1.5リッター車であるため)……そんな背景から「MSRロードスター」は誕生したのだそうです。
「2リッターのソフトトップ車が欲しい」というニーズが一定数あったということは、望まれていたのは“速さを持った”「ロードスター」。だからこそ、カタログモデルとしての展開ではなく、走りと質感にこだわったスペシャルモデル「MSRロードスター」として登場したのでしょう。
なお、MSRのブランド名を掲げたモデルは「ロードスター」で終わりにしたくないということですから、今後の商品展開は「MSRロードスター」の売れ行きと反響にかかっているといえます。
page
- 1
- 2
VAGUEからのオススメ
“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】