なぜ“スペシャルなND型「ロードスター」”は誕生した? ソフトトップ車初の2リッターエンジンを搭載できた理由とは? マツダのこだわり満載のパーツ類にも注目です
速さへのニーズを満たすチューニングとアフターパーツ
速さへのニーズに応えるべく「MSRロードスター」は2リッターエンジンを搭載しています。

スタンダードモデルというべき「MSRロードスター」は、「ロードスターRF」と同じエンジンを搭載。一方、200台限定となる「MSRロードスター 12R」は、「スーパー耐久」シリーズに参戦中の12号車に搭載されるエンジンをベースに、さらにファインチューニングを施したものが搭載されています。
吸気ポートの形状変更や研磨、ハイカムに4-2-1から4-1へとレイアウトが変更されたエキゾーストマニホールドなど、モータースポーツ活動で得た知見をベースに、さらに各部を煮詰めたスペシャルユニットが搭載されているのです。
そんな「MSRロードスター」の開発に当たっては、マツダの開発陣の中でも、社内でモータースポーツ活動に取り組んでいたり、個人的にもサーキット走行を楽しんでいたりする、走りが好きなメンバーが集められたのだとか。そのような精鋭たちだからこそ、サーキットユースを想定した装備や純正のアフターパーツが用意されるモデルとなったのです。
特に、スピードリミッターやブレーキオーバーライドシステム(ブレーキとアクセルが同時操作された際にブレーキを優先する)をカットできる点や、レブリミット直前まで出力を絞らない制御など、可能な限りドライバーの意図を優先する制御を採用している辺りは、いかにも走り好きがつくったモデルであることを感じさせます。
さらにそれは、「MSRロードスター」と同時に用意された、マツダディーラーで購入できるアフターパーツ「マツダ スピリットレーシング スポーツパッケージ」の内容からもうかがえます。
ハイグリップなスポーツタイヤやフルバケットシート、スポーツブレーキシステム、LSDにチタンマフラーなど、「サーキットを走るならアフターパーツを装着してチューニングしたい」と考える人向けに、ツボを押さえたアフターパーツが展開されているのです。
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「MSRロードスター」は限定車とはいえ、街乗りからサーキットまで走ってこそその価値が光るモデルといえるでしょう。「ロードスター」の長い歴史の中でも特別なモデルとして、きっと存在感を放ち続けることは間違いありません。
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