ハリウッド俳優たちを魅了した34年前の国産スーパーカー! 新品同様の赤い初期型「NSX」がオークションで落札 ネットでの反響と現在の価値とは
アイルトン・セナ選手も開発に参加した初代「NSX」
1991年式アキュラ「NSX」が、米国ラスベガスで開催されたブロードアローオークションに出品され、落札されました。
この車両に対して、ネットではさまざまな反響が飛び交っています。

1990年2月、カリフォルニア州のゴールデンゲート・アキュラを通じて新車納車されたこのNSXは、当時のウィンドウステッカーにもその履歴が明確に残されています。
エクステリアはフォーミュラレッドにブラックルーフの組み合わせで、インテリアには上質なブラックレザーを採用。ドライビングファン垂涎の5速マニュアルトランスミッション仕様という、最も人気の高い構成です。
最初のオーナーはおよそ5000マイルを走行したのち、1996年に手放しました。その後の2代目オーナーはコレクションとして大切に保管し、走行はわずか200マイル程度。2009年に売却されるまで、ほとんど動かされることはありませんでした。
整備やメンテナンスの記録はすべて領収書とともに保管され、細部まで追跡可能。現在も走行距離は7751マイルと驚くほど低く、デリバリー当時の状態を見事に維持しています。
ブラックレザーの内装は、新車時から丁寧に扱われてきたことを示す美しさを保ち、経年を感じさせません。付属品にはオーナーズマニュアル、4本の純正キー、ウィンドウステッカー、納車前点検記録、さらに2009年以降の整備書類が一式揃っています。
また、クリーンなCARFAXレポートによって、その履歴の正当性も裏付けられています。まさに“新車のような”初代NSXとして、希少価値の極めて高い一台といえるでしょう。
この1991年式アキュラ NSX、落札価格は15万4000ドル(日本円で約2375万円)となりました。
※ ※ ※
そんな1991年式アキュラ「NSX」について、ネット上ではさまざまな反響が見て取れます。
「やっぱこの時代のスーパーカーはカッコ良すぎる」、「維持費があまりかからないし、故障が少ないのがいい」、「リトラクタブルライトのNSXはいつ見てもいいな」、「乗車したことがありますが、最高でした」といったポジティブな意見が多くあり、沢山の人が興味を持っているようです。
NSXは、セナをはじめゴードン・マレーやビル・ゲイツといった著名人を魅了しましたが、最も注目を集めたのはハリウッドでした。映画監督ジョージ・ルーカスがカリフォルニアで最初の1台を注文し、トム・クルーズ、ジャック・ニコルソン、そして故ロバート・レッドフォードらもオーナーに名を連ねました。
VAGUEからのオススメ
マザー・オブ・パールが詩情豊かに輝く――大人の夜を彩るブローバ「マリンスター」日本限定モデルの魅力とは【PR】