ホンダ新型「CB1000GT」イタリア・ミラノで世界初公開 ネットでも注目度上昇中の新スポーツツアラーに対する反響とは
速さと快適性を高次元で両立した新型スポーツツアラー
ホンダは、2025年11月4日から9日にかけてイタリア・ミラノで開催されたEICMA 2025において、新型スポーツツアラーモデル「CB1000GT」を世界初公開しました。

CB1000GTは、「速く、遠くまで快適に」をコンセプトとする新型スポーツツアラーとして披露されました。スポーツネイキッドバイクのダイナミックな走行性能と、長距離移動を意識した快適性・積載性を両立させたモデルとされています。
フロントカウルと一体化したシャープなシュラウドが特徴的で、快適性だけでなく、走行時の空力特性にも配慮したデザインとなっています。
また、5段階に調整可能なスクリーンを備えており、ツアラーに求められるプロテクション性能も追求。荷物やパッセンジャーを乗せた際にも安定感を確保できるよう、シートレール部は専用設計です。
そして、パワートレインには1000ccの水冷4ストロークDOHC直列4気筒エンジンを搭載。
このエンジンは「CB1000ホーネット」をベースとしながらも、専用のフューエルインジェクションセッティングとスロットル・バイ・ワイヤ(TBW)システムを採用しています。スロットル操作に対する応答性を滑らかにし、長距離走行での疲労軽減に寄与するよう設計されました。
また、電子制御サスペンション「EERA(イーラ)」を標準装備することで、車体姿勢やエンジン情報、車輪速度などから路面状況を把握し、前後のサスペンション減衰力を自動調整します。
くわえて、走行モードは「スタンダード」「スポーツ」「レイン」「ツアー」に加えて個別にカスタマイズ可能なユーザーモードを備えており、好みに応じたセッティングが可能です。これにより、市街地走行から高速ツーリング、天候変化にも柔軟に対応できるといいます。
さらに、左手によるクラッチ操作を省略できるクイックシフターや、Bluetooth接続による通話・ナビゲーションが可能な「ホンダ ロードシンク」も標準装備されています。
これは、ヘルメット内のBluetoothヘッドセットと組み合わせることで、ライディング中の操作負担を軽減する仕組みです。
なお、価格や販売詳細については発表されていませんが、欧州市場だけでなく、日本やアジア・大洋州地域での販売も計画されているといいます。
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