日本上陸もある? “チンク”ことフィアット「500」にハイブリッドモデル登場!小さいパワーをMTを駆使して走らせるのが楽しそう!! アバルト版デビューにも期待大
BEV一択だった令和の“チンク”にハイブリッドモデル登場
フィアットは2025年11月21日、イタリア本国でフィアット「500」のハイブリッド仕様を発表しました。どんなクルマなのでしょう?

令和の“チンク”こと現行型「500」は、これまでBEV(電気自動車)専用モデルである「500e」のみをラインナップしていました。
しかし、世界的なBEVの販売不振を受け、フィアットはハイブリッドモデルの開発に着手。2025年5月には、イタリア・トリノにあるミラフィオーリ工場で「500ハイブリッド」の試作車組み立てを終えたと発表していました。
新しいフィアット「500ハイブリッド」は、定評あるBEVモデルの内外装デザインを継承しながら、パワーユニットをマイルドハイブリッドへと変更しています。
今回、発表された欧州仕様は、999ccのガソリンエンジンと12Vのマイルドハイブリッドシステムを組み合わせており、最高出力65ps、最大トルク92Nmを発生します。
注目はトランスミッションで、全グレードとも6速MTの一択。ドライビングテクニックを駆使し、限られたパワーを引き出しながら走らせるドライビングの醍醐味を味わえそうです。
そして将来的には、パワフルな心臓部を組み合わせたアバルト仕様の登場にも期待が集まります。
そんな「500ハイブリッド」の欧州仕様は、日本仕様の「500e」にも設定されているハッチバックとカブリオに加えて、「3+1」という3タイプのボディを用意。
またグレードは、「POP」、「ICON」、「LA PRIMA」というカタログモデルに加えて、発表記念の特別仕様車「TORINO」を設定しています。
「POP」は最もシンプルなモデルで、純粋にこのモデルの魅力を体現した仕様。日常使いに適した愛らしく実用的なエントリーグレードという位置づけです。
「ICON」は先進技術と快適性、都会的な魅力をバランスよくミックスした、レンジの中心となる万能グレード。
「LA PRIMA」は最上位のフラッグシップグレードで、上質な素材や専用の仕立てによってエレガンスと特別感を極めています。
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このように、多彩なグレードとボディタイプを備えた新しい「500ハイブリッド」は、オーナーの多様なライフスタイルに応えるモデルといえるでしょう。
なお、生産は11月中にスタートし、年末までに5000台以上を組み立てる計画なのだとか。将来的には年間約10万台の生産を見込んでいるといいますから、日本上陸にも期待が高まります。
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