新型RAV4発売でミッドサイズSUV戦線が加熱! ホンダ「CR-V」のハイブリッドモデルは2026年2月発売へ──日本仕様は精悍な「RS」系で勝負
走りと環境性能の両立をねらった新パワートレイン
パワートレインは、ホンダ独自の2モーター式ハイブリッドシステム“e:HEV(イー・エイチ・イー・ブイ)”を採用。その上で、新型「CR-V e:HEV」には専用の進化ポイントが与えられています。
ベースとなるのは、「アコード」に先行搭載されて好評を得ている第4世代のe:HEV。アトキンソンサイクル直噴エンジンと高出力モーターを平行軸で組み合わせた新しい“E-CVT”を採用していますが、新しい「CR-V」のハイブリッドモデルはここにハイ/ロー2段のエンジン直結ギアを追加しています。
つまり、ホンダのe:HEV車としては初めて、ローギアによるエンジン直結モードを設定したわけです。これにより、従来以上に力強い加速フィールと、回転に見合った自然なエンジンサウンドを両立しながら、高いレベルの燃費性能が確保されています。「SUVだから」と言い訳するのではなく、走りの質に対するこだわりが感じられます。
運転支援面では、先進運転支援システムの“Honda SENSING 360”が最新世代へと進化。日本仕様のホンダSUVとしては初めて、レーダーや広角カメラに加えてコーナーレーダーも組み合わせた360度センシングを実現しています。
これにより、市街地では対向車や交差点での出会い頭などの事故リスク低減に貢献し、坂道や強風、白線が薄い道路といった条件でもステアリングの負担を軽減。高速道路では車線変更時の支援やステアリング制御の高度化など、長距離移動でありがたい機能が盛り込まれています。

新しい「CR-V e:HEV」の日本仕様には、「CR-V e:HEV RS」と「CR-V e:HEV RS ブラックエディション」という2グレードを設定。いずれも「RS」の名を冠したスポーティ志向というのは、なかなか思い切った戦略です。
「e:HEV RS」は、FFと4WDという2種類の駆動方式を設定し、ボディ同色パネルを多用したスタイリッシュなエクステリアが特徴。一方の「e:HEV RS ブラックエディション」は4WD専用で、ロアガーニッシュやアルミホイール、アウタードアハンドル、エンブレム、インテリア加飾までブラックで統一した精悍な仕立てとなっています。
ボディカラーは、ホンダ車としてが初の設定となる“ブレイジングレッド・パール”に加えて、“スレートグレー・パール”や“キャニオンリバーブルー・メタリック”など全5色をラインナップ。「RS」の名にふさわしい、やや“攻めた”色使いも魅力です。
なお「RS」というグレード名は“ロードセーリング(Road Sailing)”の頭文字からとられたもの。サーキット性能を突き詰めた「タイプR」に対し、「RS」は“帆走するように、ゆとりを持って気持ちよく走る”ことを目指したグレードで、新しい「CR-V e:HEV」にもその思想が受け継がれています。
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ライバルであるトヨタの新型「RAV4」は、「コア(CORE)」、「アドベンチャー(ADVENTURE)」、「GRスポーツ(GR SPORT)」というキャラの立った3つのグレードを設定。幅広いニーズに応えるモデルとなっています。
またパワートレインは、ハイブリッドとプラグインハイブリッドに絞った“電動オンリー”の構成。まさに世界戦略車としての本気度が感じられます。
そんな新型「RAV4」の発売から遅れること約2か月、ついに新型「CR-V」のハイブリッド仕様も日本市場に投入されます。
こちらはパワートレインをe:HEVだけに絞りながら、走りの質とパッケージング、そして「RS」系グレードによるスタイル提案で勝負をかけてきます。
いずれもミッドサイズSUVカテゴリーの“ど真ん中”に位置するモデルであり、日常からレジャー、ロングドライブまで、あらゆるシーンをそつなくこなす万能性に優れています。その意味で、新型「RAV4」と新型「CR-V e:HEV」の対決は、スペックの優劣だけでは語れない「乗ってどう感じるか」の勝負となりそうです。
2025年冬から2026年初頭にかけて、日本のミッドサイズSUV市場は加熱。久しぶりに“トヨタ対ホンダ”の熱い戦いが繰り広げられそうです。新しい「CR-V」のハイブリッド仕様がどこまで新型「RAV4」を追い詰めるのは? 今後の展開が今から楽しみです。
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