【2026年の注目バイク】ホンダ発「クラッチ操作不要」の“Eクラッチ”搭載車がさらに5モデル登場! バリエーションが広がるイージーライドの魅力とは
あらゆるカテゴリーのバイクに対応
2026年のバイク業界を占う上で重要なイベント「EICMA2025(ミラノショー)」において、ホンダは5モデルに“Eクラッチ(Honda E-Clutch)”をオプション設定すると発表しました。
その5モデルとは、「XL750 トランザルプ」、「CB750ホーネット」、「NX500」、「CBR500R」、「CB500ホーネット」。
2024年に「CB650R/CBR650R」への設定から始まったホンダの“Eクラッチ”は、日本でも「レブル250」や「CL250」へと設定が拡充されましたが、今回、さらに5モデルへのオプション設定が発表されたことで、一気に設定車種が増えることになります。
ホンダの“Eクラッチ”とは、発進/停止時も含めてクラッチを自動制御することで、ライダーのクラッチ操作を不要としながら変速を可能にする機構。変速は自動化されるわけではありませんが、その分、変速する楽しみを残しながらクラッチ操作による疲労やストレスだけを低減できる利点があります。
「現行の“Eクラッチ”モデルをそれぞれ試乗したことがありますが、いずれもエンストの心配がないのでビギナーでも安心して乗れるだけでなく、頻繁に停止/発進を繰り返す街乗りや長距離ツーリングでの疲労感低減にも有効です」と話すのは、乗り物ライターの増谷茂樹さん。
「シフトチェンジによる“操る楽しさ”はそのまま味わえるので、ベテランでも魅力を感じるライダーは多いはず。近年増えている自動変速機構よりも、クイックシフターに近い方向性といえるでしょう」(増谷さん)

新たに“Eクラッチ”に対応した「XL750 トランザルプ」はアドベンチャーバイク、「NX500」はクロスオーバーバイクなので、これでスポーツモデルやネイキッド、クルーザーなど幅広いカテゴリーに“Eクラッチ”搭載モデルが用意されることになります。
「メリットが多い割に重量増は2kg程度。また、従来モデルでは価格差も5万5000円に抑えられているので、オプションで選べるなら装着するライダーは多いはずです。私自身、初めて乗ったときには『すべてのモデルで選べるようにして欲しい』と思ったくらいですから」(増谷さん)
●オフロードバイクでもメリットは大きい
そんな“Eクラッチ”ですが、今回気になるのは、オフロードも走るアドベンチャーモデル「XL750 トランザルプ」にも設定されること。オフロードでの“Eクラッチ”の操作性はどうなのか、懸念するライダーもいるかもしれません。
「これまでは、各モデルに合わせてクラッチミートや半クラッチの長さなどを調整していたので、専用のセッティングが施されるはずです。オフロードでは発進時以外にも半クラッチを使うシーンが少なくありませんが、クラッチレバーは残っているので、ガレ場などでエンストしそうなときはそれを握ればいいのです。それよりも、スロットル・バイ・ワイヤ搭載モデルでは、システム側が回転数を合わせてダウンシフトをなめらかにするなど“Eクラッチ”と電子制御の連携も図られているので、メリットの方が大きいでしょうね」(増谷さん)
アドベンチャーバイクもクロスオーバーモデルも、どちらも長距離ツーリングに適したカテゴリー。走る時間が長くなれば、それだけクラッチ操作が不要なことによる疲労低減効果は大きくなるので、メリットは大きいことでしょう。
今後も“Eクラッチ”搭載モデルの拡充に期待したいところです。
VAGUEからのオススメ
“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】