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「オートマのバイクでしょ?」とは侮れない! ヤマハ「トレーサー9 GT+」の最新型が“渋滞も峠も高速も”全方位的に快適な理由とは

自動変速機構“Y-AMT”を新搭載してACCも進化

 ヤマハがスポーツツーリングバイクの最高峰に位置づける「トレーサー9 GT+Y-AMT」。ツーリング志向の人々から高い支持を得ている「トレーサー9」シリーズに、自動変速機構“Y-AMT”を搭載したモデルです。

“Y-AMT”は、クラッチやシフト操作が不要なATモードと、左手側のレバーで任意のタイミングで変速できるMTモードを選択可能。ヤマハはスポーツライディングに集中するための装備、と位置づけていて、これまで「MT-09」や「MT-07」といったスポーツ系バイクに搭載されてきました。

 筆者(増谷茂樹)は“Y-AMT”を初めて体験したときから「ツーリングモデルとの相性がよさそう」と感じていたので、「トレーサー9 GT+Y-AMT」の登場は朗報だと感じています。

「トレーサー9 GT」シリーズは、ヤマハが“CP3(クロスプレーン3気筒)”と呼ぶエンジンを搭載したツアラーモデル。120psの最高出力と93Nmの最大トルクを発生する、力強いエンジンによるスポーティな走りが評価されてきました。

 大きめのフロントカウルとスクリーン、カメラ連動で照射範囲を自動制御して夜間走行の安全性に貢献する2輪車では世界初のアダプティブマトリクスLEDヘッドランプなど、ツーリングを快適にしてくれる装備も充実しています。

ヤマハ「トレーサー9 GT+Y-AMT」
ヤマハ「トレーサー9 GT+Y-AMT」

「トレーサー9 GT+Y-AMT」は先行車を追従し、車間距離を維持してくれるACC(アダプティブクルーズコントロール)も装備。6軸IMUの情報とリンクして減衰力を調整するKYB製の電子制御サスペンション“KADS”も搭載されています。

 車速を自動で調整するACCですが、バイクの場合は減速時のバランスの保持やシフトダウンなどはライダーがおこなわなければなりません。

 その点、姿勢保持に寄与する電子制御サスペンションに加えて、変速を自動で行う“Y-AMT”が加わったことで、ACCのメリットがより活きてくることが期待されます。

 今回、街中から高速道路、そしてワインディングまで、さまざまなシーンで試乗してみましたが、「トレーサー9 GT」と“Y-AMT”の相性は予想以上に良好でした。

 まず街中ですが、クラッチ&シフト操作が不要となったことで、圧倒的に楽に乗ることができます。特に、発進や停止時にクラッチレバーを握らなくていいこと、そして、細い路地などを曲がる際に半クラッチの操作が必要ないことから、街中で大排気量バイクに乗る際のストレスが軽減されます。

 車重は232kgでサイズも堂々たるものですが、自動変速可能ということで乗る前の心理的ハードルは低く、コンビニなどへも気軽に乗って行ける感覚でした。

 この気軽さは、シート形状の変更で足つき性がよくなっていること、そして、ハンドルの切れ角が従来モデルの32度から35度へと拡大されていることも関係しているのかもしれません。

Next極上の快適性とスポーツ性を両立
Gallery 【画像】超カッコいい! これがヤマハの“全部入り”ツアラー「トレーサー9 GT+Y-AMT」です(30枚以上)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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