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「動く豪華ラウンジだ」「グリルはやりすぎ」と海外で賛否両論! メルセデス・ベンツの電動ミニバン「VLE」が“新時代のリムジン”として注目を集める理由

“アル/ヴェル”にも対抗できる「新時代のリムジン」と海外が称賛

 先日、独メルセデス・ベンツAGが世界初公開した新しいフルサイズ電動ミニバン「VLE」が海外のネットで話題を呼んでいます。

「EQV」の後継モデルとして誕生した新型「VLE」は、全長5309mm、全幅1999mm、全高1943mm、ホイールベースは3342mm(ロングホイールベース仕様は3517mm)という堂々たるサイズで、メルセデス・ベンツが新たに開発した電動化前提のモジュラー構造プラットフォーム“Van Architecture(バン・アーキテクチャ)”を初めて採用したモデルでもあります。

 これに対し、海外のネット上では驚きと称賛の声が見受けられます。

「これは、もはや動くエグゼクティブラウンジだ」、「VIP送迎やホテルシャトルに革命を起こす」といった声が多数挙がり、仲間や家族とのレジャーや日常の移動用途だけでなく、企業やリゾート施設の送迎ニーズまでをも見据えた、メルセデス・ベンツの柔軟なコンセプトが高く評価されています。

 では、目の肥えた海外ユーザーをそこまで熱くさせるポイントとは、どのようなものなのでしょう?

●絶賛の理由1:大柄なボディを感じさせない“Cd値0.25”の空力性能

 海外の人々が「近未来的で今のメルセデス・ベンツらしい洗練されたデザイン」と高く評価しているのが、新型「VLE」のエクステリアです。

 大柄なミニバンでありながら、空気抵抗係数(Cd値)は同社の「EQE SUV」と同等の0.25を達成。フロントマスクには最新のメルセデス・ベンツのデザイン言語が取り入れられ、その押し出しの強いルックスには「VIP送迎にふさわしい威厳がある」との声が挙がっています。

メルセデス・ベンツ新型「VLE」
メルセデス・ベンツ新型「VLE」

 その一方、「巨大なグリルはやりすぎだ」と、その大胆な変貌ぶりが議論を呼ぶほどのインパクトを与えています。

●絶賛の理由2:実用性を極限まで高めた航続距離と取り回しのよさ

 デザインやラグジュアリー性はもちろんのこと、BEV(電気自動車)としての優れた基本性能も海外では評価されています。

 ネット上でも「この巨体で航続距離が700kmを超えるのは実用的で素晴らしい」と絶賛する声が見られます。

 今回発表された「VLE300エレクトリック」は、WLTPモードで700kmを超える航続距離を実現。さらに800Vシステムを搭載し、対応する300kW超の急速DC充電器を使用すれば、わずか15分で最大355km分の充電が可能という優れた実用性を誇ります。

 また、海外で「このサイズには必須の装備」と注目されているのが、オプション設定されているリアアクセルステアリングです。後輪を最大7度操舵することで、最小回転サークル(直径)10.9mまで縮小。市街地での小回りを劇的に向上させるこの機能は、日常の取り回しにおいて大きなアドバンテージとなるでしょう。

* * *

 電動化時代の新たなプレミアムミニバンの姿を提示した新型「VLE」ですが、気になるのはこのモデルが日本市場にどう受け入れられるかです。

 日本ではトヨタの「アルファード」「ヴェルファイア」がラグジュアリーミニバンの代名詞として圧倒的な存在感を放っていますが、新型「VLE」はそのさらに上のレイヤーを狙うモデルといえます。

 航続距離700km超、15分で約355km分の充電が可能、そして「Sクラス」に匹敵するラグジュアリーな雰囲気。もし日本に導入されれば、ミニバンの最高峰という定義そのものが書き換えられる可能性があります。

 一方、全長5.3m超、全幅約2mというサイズは、日本の道路事情を考えるとハードルが高いのも事実。「グリルはやりすぎ」という海外の声が示すように、このクルマに対する評価はまだ定まっていません。

 確かなのは、メルセデス・ベンツがミニバンについて、“実用車”や“商用車の延長上”という概念を本気で覆しにきたということ。“アル/ヴェル”の牙城に挑むのか、それとも全く別の顧客層を開拓するのか。日本仕様の価格と内容が明らかになるとき、その答えが出ることでしょう。

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