11年前に登場した“ハイパーカー御三家”の1台 唯一無二の「ブルーの918スパイダー」がオークション登場 走行距離2000キロの極上ポルシェの価値は
システム合計出力は887馬力、最高速度340km/hのハイパーカー
2026年4月に開催されるブロードアローオークション主催のオークションに、2015年式ポルシェ「918スパイダー」が出品される予定です。
どんなクルマなのでしょうか。
918スパイダーは「カレラGT」の後継的存在として登場した、ポルシェの技術力を結集したハイパーカーです。
2010年のジュネーブモーターショーでコンセプトモデルが発表され、2013年に市販化されました。
この時代は、フェラーリとマクラーレンがそれぞれ「ラ・フェラーリ」や「P1」を投入し、“ハイパーカー三強”と呼ばれる競争が繰り広げられた時期でもあります。これらのモデルは高性能と環境性能の両立をテーマに掲げ、現代のハイブリッドスーパーカーの基盤を築きました。
918スパイダーのパワートレインは極めて先進的です。
ミッドシップに搭載された4.6リッターV8エンジンに加え、前後に1基ずつ配置された電動モーターが組み合わされ、システム合計出力は887馬力に達します。
駆動力は7速デュアルクラッチ式PDKトランスミッションを介して伝達され、圧倒的な加速性能とレスポンスを実現しています。
EVモードでは約19kmの電動走行が可能で、EVのみで最高速度約150km/hに達するなど、静粛かつ俊敏な走りを提供します。
一方で「ホットラップ」モードではエンジンとモーターの力を最大限に引き出し、0-100km/h加速は3秒未満、最高速度は約340km/hという驚異的な性能を発揮します。
さらに、ニュルブルクリンク北コース(ノルドシュライフェ)では、6分57秒という当時の市販車記録を樹立し、その実力を証明しました。この記録の裏には、世界中で行われた徹底的なテスト開発があり、24台の試作車による膨大な走行試験が実施されています。

今回出品された個体は、「ペイント・トゥ・サンプル」によるリヴィエラブルーで仕上げられた希少な仕様です。
この鮮やかなライトブルーは地中海沿岸の海をイメージしたカラーで、取り外し可能なカーボンルーフとの組み合わせにより、開放的なドライビング体験を一層引き立てます。さらに軽量化を追求した「ヴァイザッハ・パッケージ」が装着されており、チタンボルトや軽量ブレーキ、カーボンパーツの採用により約40kgの軽量化を実現しています。この仕様とカラーの組み合わせは極めて希少で、特別な存在感を放っています。
インテリアにはブラックレザーを基調にシルバーパイピングが施され、高級感とスポーティさを両立しています。ブルメスター製のハイエンドオーディオや自動エアコンなど快適装備も充実しており、日常的な使い勝手にも配慮されています。また、ポルシェ・エクスクルーシブ・マニファクチュールによる特注仕上げが施され、細部にまでこだわりが反映されています。
走行距離は約2000kmと極めて少なく、これまで正規ディーラーで整備が行われてきました。直近では大規模なメンテナンスも実施されており、コンディションは非常に良好です。付属品としてマニュアルや充電器、カーカバーなども揃っています。
918スパイダーは、“ハイパーカー三強”の中でも特に完成度と実用性の高さで評価されるモデルです。
電動走行による静粛性と、サーキットでの圧倒的なパフォーマンスを両立し、現代のポルシェらしい精密な作り込みも兼ね備えています。希少な仕様と低走行を誇るこの個体は、コレクターズカーとしても極めて価値の高い1台であり、現代ハイパーカーの重要なピースといえるでしょう。
この2015年式ポルシェ「918スパイダー」、落札予想価格は450万ユーロドルから550万ドル(1USドル=159.5円換算で、日本円で約7億1797万円から約8億7753万円)とされています。
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