気になる今後のガソリン価格 なぜ国産車は「レギュラー」がほとんどなのに輸入車には「ハイオク指定」が多い? レギュラーガソリンを入れたらどうなるの?
輸入車はスポーツカーだけじゃなくコンパクトカーまでハイオク指定が多い理由
2026年4月8日に経済産業省・資源エネルギー庁が発表した「石油製品価格調査の結果」によると、同年7月14日時点におけるレギュラーガソリンの店頭現金小売価格は、1リッターあたり167.4円となっています。
同様に、ハイオクガソリン(プレミアムガソリンとも呼ばれます。以下、ハイオクで統一します)は178.3円/L、軽油は156.6円/Lとなっています。
このように日本では、レギュラーガソリンに比べてハイオクガソリンのほうが、1リッターあたり10円から12円程度高くなっています。
こうしたなか、国産車の場合は一部の高性能スポーツカーなどを除き、軽自動車も含めて多くのガソリン車がレギュラーガソリン仕様となっています。一方で輸入車、とくにヨーロッパ車では、ハイオクガソリン(諸元表などでは「無鉛プレミアム」と表記されます)が指定されている点が大きな違いといえます。
いまや「輸入車=ハイオク」というイメージは広く受け入れられていますが、そもそもなぜ多くの輸入車がハイオク指定なのでしょうか。

まず、レギュラーガソリンとハイオクガソリンの違いは「オクタン価」にあります。
オクタン価とは、ガソリンの自己着火のしにくさを示す指標であり、数値が高いほどエンジンのノッキングが発生しにくいことを意味します。
ガソリンエンジンの基本的な仕組みは、ガソリンと空気を混ぜた混合気をピストンでシリンダー内に圧縮し、スパークプラグで点火して燃焼させ、その爆発力でピストンを押し戻すというものです。
しかし、自己着火しやすいガソリンを使用すると、想定外のタイミングで燃焼が起こることがあります。一方で、自己着火しにくいガソリンであれば、スパークプラグによる点火まで燃焼が起きないため、混合気を限界近くまで圧縮することが可能となります。
一般的に、シリンダー内の混合気を強く圧縮するほど得られるエネルギーは大きくなります。そのため、高性能なエンジンを実現するには、自己着火しにくいハイオクガソリンの使用が不可欠となります。
実際に国産車でも、日産「フェアレディZ」やトヨタ「GRカローラ」といった高性能スポーツカーでは、ハイオクが指定燃料とされています。
一方で、ここで別の疑問も生じます。
輸入車には高性能モデルが存在するのは事実ですが、ハイオク指定のすべてが高性能車というわけではありません。
たとえば、フォルクスワーゲン「ポロ」やルノー「ルーテシア」、プジョー「208」などは、ヨーロッパでは一般的な大衆車に位置付けられ、必ずしも高出力エンジンを搭載しているわけではありません。それにもかかわらず、ハイオクガソリンが指定されています。
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