これぞ日本ならではの体験だ! “雪の回廊”が幻想的な「八幡平アスピーテライン」を走り抜けた先に点在する 週末に行きたい「歴史ある秘湯」3選
続いては同じく秋田県側に位置する秘湯と、岩手県の一軒宿の秘湯
●秋田県「蒸ノ湯温泉」
続いて紹介するのは、同じく秋田県側の標高約1100メートルに位置する「蒸ノ湯(ふけのゆ)温泉」です。
蒸ノ湯温泉は、八幡平において最古の歴史を持つといわれる温泉地で、その歴史はおよそ400年前にさかのぼります。

冬季は雪に閉ざされるため、4月下旬から11月頃までの期間限定で訪れることができる秘湯で、宿の敷地内には複数の源泉があり、岩場から絶え間なく蒸気が立ちのぼる光景はこの地ならではのものです。
なかでも、名物の野天風呂は枡風呂や樽風呂、岩風呂といった異なる浴槽が点在しており、360度のパノラマを楽しみながら入浴できます。
泉質は単純温泉や単純硫黄温泉で、リウマチや神経痛などに適応があるとされています。
●岩手県「藤七温泉」
最後に紹介するのは、岩手県八幡平市に位置する「藤七(とうしち)温泉」です。
藤七温泉は八幡平頂上の南側、標高1400mの高原に位置しており、東北地方で最も高い場所にある一軒宿の秘湯として知られています。

国民保養温泉地にも指定されている八幡平温泉郷のひとつであり、周囲の樹海の中に建つ宿から展望が開けているのが特徴です。
藤七温泉の泉質は単純硫黄泉であり、源泉から引いたお湯を薄めたり循環させたりすることなく、純度100%の成分をそのまま浴槽に用いています。
乳白色のにごり湯が特徴で、内湯や露天風呂、混浴のそれぞれの浴槽でかけ流しの温泉を楽しむことができます。
また、湯床には温泉成分を豊富に含んだ泥が沈殿しており、泥パックとして利用することで美肌効果が期待できる点も特徴のひとつに挙げられます。
※ ※ ※
このように、八幡平アスピーテライン周辺の温泉地は、火山地帯特有の豊富な湯量と効能、そして独自の入浴施設を備えています。
泥風呂や箱蒸し風呂、自然の地形をそのまま活かした野天風呂など、近代的な宿泊施設では体験できない特有の入浴スタイルが現在も受け継がれている点が大きな特徴です。
八幡平アスピーテラインの4月中旬という開通時期は、まだ雪深い景色の中に湯煙が立ち上る、静謐な秘湯の雰囲気を味わうのに適したタイミングといえます。
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