史上最強のメルセデスAMG「Sクラス」は802馬力/0-100km/h加速タイム3.3秒と驚速! スーパーカーの走りと高級車の快適性が1台に融合
パーソナルカーとしても活躍する大型サルーン
今回の試乗コースは市街地中心でしたが、「S63 Eパフォーマンス」はメルセデスAMGの高性能モデルであることをすっかり忘れてしまうほど、良好な乗り心地と静粛性に驚かされました。そのコンフォート性能の高さは、紛れもなく「Sクラス」のそれです。
もちろん、低扁平のスポーツタイヤを装着しているため、ロードノイズはこのクラスのサルーンとしては比較的大きめです。ただし、それに気づいたとき、改めてスポーツサルーンであったことを思い出したくらい快適性は極上。このタイヤの銘柄とサイズでこれほど上質な乗り心地を実現しているのは、流石だと感心させられました。
また、リアシートに座って移動するショーファーカーだけでなく、ステアリングを握って走らせるパーソナルカーとしても優秀。何しろクルマの大きさを感じさせないのです。
「S63 Eパフォーマンス」は、全長5335mm、全幅1920mm、全高1515mm、ホイールベース3215mmとボディサイズは大柄ですが、実際にドライブしてみると、そこまで大きいとは思えません。
後輪操舵の影響で、最小回転半径が5.9mに抑えられているから、というのもありますが、ドライバーから見た景色やミラーからの情報などで車両感覚をつかみやすいのも、大きく影響しているようです。
安全性にこだわるメルセデス・ベンツですが、なかでも“視界”というアクティブセーフティを重視していると思わせるポイントといえそうです。

市街地を抜けて自動車専用道路に入り、本線に合流すべく加速します。すると「S63 Eパフォーマンス」は、0-100km/h加速タイム3.3秒の本領を発揮。あっという間に制限速度に達します。約2.7トンというヘビー級の車重など全く感じさせることはありません。
そして、それ以上に驚かされたのは、こうしたシーンでも実にシームレスな走りで、加速している感覚がほぼないこと。平然とすさまじい加速力を発揮するのですが、ドライブフィールはコンフォートな「Sクラス」のそれを厳守しているようでした。
そして、興味深いと感じたのが、ドライブモードによって走り味が“キャラ変”することです。
「コンフォート」モードはショーファーカーとしての利用も考えた乗り味で、スロットルに対するトルクの出方もマイルド。ブレーキタッチもフワッとやわらかいものです。
しかし、「スポーツ」、「スポーツプラス」とモードを変えるたびに各種操作系のレスポンスが鋭くなり、ブレーキタッチもしっかりとしたものに。ドライビングを楽しませてくれる1台へと変化していくのです。
* * *
極上の快適性と運転のしやすさ、そして、スポーツカー顔負けの走りの楽しさを併せ持つ「S63 Eパフォーマンス」は、ショーファーカーとしても利用できるモデルでありながら、あらゆる面がドライバーズカーとしても一級品。メルセデスAMGが手がけるハイエンドサルーンのスゴさを痛感させてくれた1台でした。
page
- 1
- 2
VAGUEからのオススメ
“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】