819馬力は当時“フェラーリ史上最強の自然吸気ロードカー”! 最高時速340キロで限定599台 走行882キロの「812コンペティツィオーネA」がオークションで高値落札 どんなクルマ?
世界の超VIPのみが手に入れられたオープンスポーツ
2026年4月にモナコで開催されたRMサザビーズ主催のオークションにて、2024年式フェラーリ「812コンペティツィオーネA」が出品され、169万2500ユーロ(約3億1260万円)という高値で落札されました。
フェラーリ「812コンペティツィオーネA」は、電動化が進む現代において、自然吸気V型12気筒エンジンの魅力を極限まで追求した特別なモデルです。
“A”は「アペルタ」を意味し、クーペ版「812コンペティツィオーネ」のオープン仕様として誕生しました。フェラーリ伝統の限定バルケッタモデルの系譜を受け継ぐ1台であり、限られた顧客だけに用意された極めて希少な存在です。
搭載されるエンジンは、6.5リッター自然吸気V型12気筒ユニット。最高出力819馬力を発揮し、最高回転数は9500rpmに達します。
0-100km/h加速はわずか2.85秒、最高速度は約340km/hという圧倒的な性能を誇ります。単なる高出力化ではなく、内部構造の見直しや軽量化、空力性能の最適化など、フェラーリのモータースポーツ技術が惜しみなく投入されています。
また、812コンペティツィオーネAは空力性能も徹底的に磨き上げられています。
固定ルーフを持たないオープンモデルでありながら、高速域での安定性とダウンフォース性能を両立。ボディ各部には複雑なエアフロー制御技術が採用され、サーキット走行でも高いパフォーマンスを発揮します。さらに最新世代の電子制御システムにより、強大なパワーを扱いやすく仕上げている点も特徴です。
そして、このモデル最大の魅力は、やはりオープントップならではの体験にあります。屋根を開ければ、V12エンジンの吸気音や高回転サウンド、鋭いシフトチェンジの感覚がダイレクトに伝わり、現代では貴重になりつつある“純粋なドライビング体験”を味わうことができます。

今回出品され、落札された車両は、フェラーリ伝統の「ブルー・ツール・ド・フランス」で仕上げられた美しい1台です。落ち着きと気品を兼ね備えたカラーリングで、光の当たり方によって表情を変える深みのあるブルーが特徴となっています。さらに、ルビーノ・ミカライツァートのレーシングストライプや、ブラックエッジがアクセントとして加えられています。
外装にはカーボンファイバー製パーツが多数採用され、フロントエアインテーク、リアディフューザー、サイドスカート、軽量ハードトップなどに装着。空力性能向上と軽量化を実現するとともに、精悍な雰囲気を演出しています。さらに希少なカーボンホイールやブルーのブレーキキャリパーも組み合わされ、統一感ある仕様にまとめられています。
インテリアは「ブル・スクーロ」のアルカンターラで統一され、ボルドーのアクセントが加えられています。カーボン製ダッシュボードやアルミ製タコメーターなど、特別仕様らしい装備も充実。Apple CarPlayやパッセンジャーディスプレイ、フロントリフターなど快適装備も備え、日常域での扱いやすさも考慮されています。
この車両は新車時から同一オーナーが所有しており、走行距離はわずか882km。フェラーリが守り続けてきた自然吸気V12オープンモデルの集大成ともいえる存在です。
最終的に、予想価格を上回る169万2500ユーロで落札されました。
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