VAGUE(ヴァーグ)

子どもは快適、父親はちょっと誇らしい… 静寂性や乗り心地は一級品! しかも長距離移動による疲労を軽減する「国産ハイエンドミニバン」3選

続いてはアルファードの兄弟車と、高級ミニバンの先駆けとなったモデル

●トヨタ「ヴェルファイア」

 次に紹介するのはトヨタ「ヴェルファイア」です。

 ヴェルファイアは、アルファードの兄弟車として2008年に登場したモデルで、現行型はアルファードと同時に刷新された3代目にあたります。

トヨタの高級ミニバン「ヴェルファイア」
トヨタの高級ミニバン「ヴェルファイア」

 エクステリアは、黒を基調とした漆黒メッキのパーツを多用しており、アルファードとは異なる独自の存在感を示しています。

 インテリアの基本構成はアルファードと共通ですが、専用の内装色としてサンセットブラウンが設定されるなど、独自の雰囲気が演出されています。

 そして、パワートレインには、ヴェルファイア専用として2.4リッター直列4気筒ターボエンジンが用意されており、低回転域から力強い加速特性を実現しています。

 また、ハイブリッド車およびプラグインハイブリッド車も設定されていますが、ヴェルファイアは車体剛性を高めるフロントパフォーマンスブレースを専用装備し、より応答性の高いハンドリングを追求している点が特徴です。

 先進安全装備については、アルファード同様に最新の「Toyota Safety Sense」を備え、プロアクティブドライビングアシストなどの先進機能が網羅されています。

 なお、価格は専用装備を纏った「Z Premier」が670万円から727万円、エグゼクティブ向けの「Executive Lounge」が880万円から1085万円です。

●日産「エルグランド」

 最後に紹介するのは日産「エルグランド」です。

 エルグランドは、1997年に初代が登場し、日本における高級ミニバンの先駆けとなったモデルで、現行型は2010年に発売された3代目にあたります。

日産 新型「エルグランド」
日産 新型「エルグランド」

 エクステリアは、低重心プラットフォームによるロー&ワイドなフォルムが特徴で、独自のフロントグリルデザインが重厚な印象を与えます。

 また、インテリアは、セカンドシートに中折れ機能とオットマンを組み合わせたコンフォタブルキャプテンシートを採用し、乗員の体圧を分散する3層構造のシートクッションが長時間の移動を支えます。

 そして、パワートレインは、3.5リッターV型6気筒のVQ35DEエンジンと、2.5リッター直列4気筒のQR25DEエンジンの2種類が用意されています。

 いずれもエクストロニックCVTと組み合わされ、大排気量ならではの余裕ある巡航を可能にしています。

 また、機能面および先進安全装備としては、「360度セーフティアシスト」を全車に標準装備しており、前方衝突予測警報や後側方衝突防止支援システム、踏み間違い衝突防止アシストなどがドライバーをサポートします。

 くわえて、インテリジェント アラウンドビューモニターにより、上空から見下ろしたような映像で駐車を支援する機能も備わっています。

 なお、価格は、2.5リッターモデルの「250Highway STAR S」が408万2100円から438万1300円、3.5リッターモデルの「350Highway STAR」が487万1900円から516万1200円、さらに上級装備を備えた「350Highway STAR Premium」が544万1700円から574万2000円です。

※ ※ ※

 今回取り上げた3モデルは、いずれも多人数が快適に移動するための高い基準を満たしており、国産ミニバンのハイクラスモデルに位置づけられています。

 パワートレインの多様化や先進安全技術の進化により、大型の車体であっても扱いやすさや環境性能が継続的に改善されています。

 今後は、さらなる電動化や自動運転技術の進展によって、ラージ・ツアラーというジャンルが、より自由で贅沢な移動体験を提供する空間へと成熟していくことが期待されます。

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