1360kgの軽量ボディに1389馬力のエンジン搭載! 世界6台のハイパーカー ケーニグセグ「One:1」をオークションで発見 脅威の予想落札額とは
予想落札価格は800万~1000万ユーロ(約13億6000万~17億円)
2026年7月4日にドイツ・テーゲルンゼーで開催するRMサザビーズ主催の「The Tegernsee Auction」において、2015年式のケーニグセグ「One:1(ワン:ワン)」が出品される予定です。
どんなクルマなのでしょうか。
One:1は2014年のジュネーブモーターショーで発表されたケーニグセグの特別モデルです。
その名称は「1馬力あたり1kg(1kg/1ps)」という究極のパワーウエイトレシオに由来しており、市販車として初めて1対1の比率を実現したモデルとして知られています。
生産台数はプロトタイプを含めわずか7台で、顧客向け車両は6台のみという極めて希少な存在です。
ベースとなったのはAgera(アゲーラ)シリーズですが、実際には専用設計のエアロダイナミクスやシャシ、サスペンションなどが与えられ、ほぼ別モデルと呼べるほどの進化を遂げています。
搭載されるエンジンは5リッターV型8気筒ツインターボで、最高出力1379ps、最大トルク1371Nmを発生。車両重量は1360kgに抑えられており、車名の由来となった1対1のパワーウエイトレシオを実現しています。またこのエンジンが1メガワットの出力を発生したことで、ケーニグセグはこのクルマを世界初の「メガカー」と称しました。
性能もまさに別格です。0-400-0km/h加速・減速テストでは当時の世界記録を樹立し、最高速度は理論上440km/hを超える能力を持つとされました。
可変式リアウイングやアクティブエアロダイナミクスシステム、大型カーボンセラミックブレーキなどを備え、サーキット性能と高速安定性を極限まで追求したモデルとなっています。こうした技術は後の「アゲーラRS」や「ジェスコ(Jesko)」など、ケーニグセグの後継モデルにも受け継がれています。

今回出品される個体は、クリアコート仕上げのカーボンファイバーおよびケブラー製ボディを採用し、中国市場向けに仕立てられた「チャイナピンク」のアクセントカラーが特徴です。ブラックを基調としたボディに鮮やかなピンクのストライプやディテールが組み合わされており、世界に1台しか存在しない仕様となっています。
走行距離はわずか4233km。新車時から大切に保管されてきた低走行車であり、コンディションの高さも大きな魅力です。
オークションカタログでは、21世紀を代表するウルトラレア・ハイパーカーのひとつとして紹介されており、ケーニグセグの歴史においても特別な位置付けのモデルとされています。
近年、ケーニグセグの希少モデルは急速に価値を高めています。
2019年には別のOne:1が約460万スイスフラン(当時約5億円超)で落札され大きな話題となりましたが、その後も市場価格は上昇を続けています。コレクターコミュニティでもOne:1はブランドを象徴するモデルとして評価が高く、近年は1台あたり1000万ドル級の価値を持つとの見方も広がっています。
ケーニグセグは現在、ジェスコや「CC850」など次世代ハイパーカーを展開していますが、One:1はブランドが本格的に世界の頂点へ躍り出るきっかけとなった記念碑的モデルです。
わずか6台の顧客向け車両しか存在しない希少性に加え、世界初の「1対1」パワーウエイトレシオを実現した技術的価値も極めて高く、今回のオークションでは歴代ケーニグセグの落札記録を更新する可能性もあります。世界中のコレクターが熱い視線を注ぐ1台となりそうです。
予想落札価格は800万~1000万ユーロ(約13億6000万~17億円)に設定されており、近年オークション市場に登場したハイパーカーの中でも最高額クラスの1台として注目を集めています。
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