当たり前に使っているけど… 車線変更後の“ピッカピッカ”はいつから始まった? ハザードランプが「サンキュー」の合図になった“謎ルール”の由来とは
「ハザードランプが押しやすくなった」ことも背景に?
おもに長距離トラックドライバーのあいだでおこなわれていたサンキューハザードが、一般のドライバーにも浸透した背景には、クルマそのものの変化も大きく関係しているようです。
1990年代以降に販売されたクルマのほとんどは、ハザードランプのスイッチがセンターコンソール付近に配置されており、ドライバーはもちろん、助手席からも押せるようになっています。

一方、1980年代以前のクルマのハザードランプのスイッチは、ステアリングコラムなどの押しにくい場所に配置されているケースが少なくありませんでした。
ただ、1980年代になると人間工学やフェイルセーフといった考え方がクルマにも適用されるようになったことで、各ボタンの配置も最適化されるようになりました。
ハザードランプのスイッチに関しては、1970年代の欧州車にならって、ドライバーが運転中に意識を喪失するなどの緊急事態が発生した際に、助手席から押せる位置に配置されるようになりました。
このように、ハザードランプのスイッチが押しやすい位置に配置されるようになったことも、サンキューハザードが一般化した理由のひとつと考えられます。
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このような背景からもわかるように、サンキューハザードは日本におけるローカルルールであり、海外ではほとんど通用しません。
また、ドイツでは「ハザードランプを使用するのはほかの交通参加者に危険を警告する場合のみ」と厳格に規定されており、それ以外の場面で使用すると罰金が科される可能性があります。
そのため、多くの国や地域ではハンドサインによって感謝の意を伝えるのが一般的です。
一方、欧州の長距離トラックドライバーのあいだでは、ウィンカーを左右交互に点滅させることで感謝の意を伝えるというローカルルールがあり、日本におけるサンキューハザードのように用いられています。
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