当時のヤマハはメチャ強かった…37年前のレーサーレプリカを米国で発見 海外市場で人気だった「FZR1000」極上モデルの価値とは
良好なコンディションを保つ1989年式モデルとオークション結果
今回オークションに出品された個体は、フレームの剛性が見直され、排気量が拡大された1989年式のモデルです。

外観デザインはホワイトを基調としており、車体側面にはレッドとブルーのグラフィックがほどこされています。
これにより、当時のモーターサイクル特有のレーシングイメージを与えつつ、全体としてまとまりのある外観を形成しています。
燃料タンクの容量は約15.9リッターとなっており、スポーツ走行だけでなく長距離の移動にも対応する設計です。
足まわりについては、ホワイトに塗装された17インチの3スポークアルミホイールが前後に装着されています。
タイヤはミシュラン製の「Road 6」が組み合わされており、現代の路面環境にも適応する仕様となっています。
ブレーキシステムは、フロントにデュアル仕様の320ミリローターと4ピストンキャリパー、リアに267ミリローターと2ピストンキャリパーを採用しています。
ハンドル周りには、低いライディングポジションを構築するためのクリップオンタイプのハンドルバーが装備されています。
コックピットの計器類は、190マイル表示のスピードメーターにくわえ、11500回転からレッドゾーンに設定されたタコメーターや水温計などが整然と並んでいます。
搭載されているエンジンには、4基の38ミリミクニ製キャブレターが組み合わされています。
排気系には、4-into-1構造のエキゾーストパイプにHawk製のスリップオンマフラーが装着されており、通常モデルとは異なる仕様となっています。
メーター上の走行距離は約9000マイルを示しており、製造からの年数を考慮すると比較的走行距離の少ない個体といえます。
現在のオーナーは2023年にこの車両を取得し、その後約250マイルを走行したと記録されています。
機関系の状態としては、今回の出品に向けた準備として各種フルード類の交換が行われており、適切に管理されています。
車体全体を見ても、外装に大きな損傷はなく、純正のツールキットが付属するなど、愛好家向けのコレクションとしても十分な状態を保っています。
今回のオークションでは17件の入札の末、最終的に1万500ドル(約170万円)で落札されました。
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今回のオークション結果は、1980年代後半にヤマハが追求したハンドリングの思想が、現在でも北米の愛好家から確かな評価を受けていることを示しています。
レプリカブームの時代に生まれたFZR1000は、単なる速さだけでなく、実際の走行環境における扱いやすさを重視した設計により、歴史に名を残すモデルとして知られています。
今後も、コンディションの良好な個体が中古二輪市場などに登場するたびに、その歴史的な価値が改めて評価されていくと考えられます。
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