世界限定63台の超レアモデル! ランボルギーニ「シアンFKP37」ってどんなクルマ? 走行わずか450キロの“新品同様”スーパーカーの価値とは
総額26万ドル(約4000万円)のオプションを装備
イタリアのサンターガタ・ボロネーゼで生まれた猛牛ブランド、ランボルギーニがブランドの歴史に新たな電動化の章を開いた金字塔、2020年式のランボルギーニ「シアン FKP 37(Sián FKP 37)」が、ブロード・アロー・オークションの「ザ・クエイル・オークション」に登場し、世界中のモダンハイパーカー・コレクターたちを沸かせています。
シアン FKP 37は、クーペ仕様として、世界でわずか63台のみが限定製造されたこの稀少なハイブリッドモンスターです。
シアンの最大の革新性は、ランボルギーニとして初めてハイブリッドテクノロジーを導入した点にあります。
心臓部には、同社の魂とも言える6.5リッターV型12気筒自然吸気エンジンを搭載していますが、一般的なハイブリッド車のように重いバッテリーパックを用いるのではなく、軽量で瞬間的な充放電に長けた「スーパーキャパシタ」を量産車として世界で初めて採用しました。
7速シングルクラッチトランスミッションに組み込まれた小型の電気モーターと組み合わされることで、システム合計出力はランボルギーニ史上最強となる808馬力を発生。さらにシステム全体の重量はわずか75ポンド(約34kg)に抑えられ、V12の官能的な咆哮を一切損なうことなく、0-60マイル加速2.8秒、最高速度217マイル(時速約350km)という極限のパフォーマンスを実現しました。

デザインを統括したのはチーフデザイナーのミーティア・ボルケルト氏であり、先進のコンセプトカー「テルツォ・ミッレニオ」のDNAを市販モデルへと昇華させました。
そのアグレッシブなスタイリングは伝統と未来の融合であり、伝説の名車「カウンタック」へのオマージュとして、フロントのトラペゾイダル(台形)のラインや、サイドのエアーインテーク、贅沢な3連式リアコンビネーションランプが取り入れられています。
足まわりには「アヴェンタドールSVJ」譲りの4輪操舵システムやプッシュロッド式のダブルウィッシュボーンサスペンションが奢られ、ハルデックス製4輪駆動システムと相まって完璧なロードホールディングを誇ります。

今回オークションに出品されるシャシ番号「ZHWUJ7ZD2LLA10118」の個体は、世界に2つとない芸術的なカラー仕様が最大の見どころです。
ランボルギーニの高度なカスタムプログラム「アド・ペルソナム」によって仕上げられた外観は、フロントの「ビアンコ・アソポ(パールホワイト)」からリアの「グリージョ・リケオ(グレー)」へとグラデーションを伴って見事に色が移り変わる特別塗装を採用。さらに、各部に鮮烈な「ヴェルデ・ランプロス(エレクトリックグリーン)」のアクセントラインが施されています。
10万5000ドルを投じた「カーボンパッケージ1」をはじめ、総額26万ドル(約4000万円以上)を超える贅沢なオプションが新車時のウィンドウステッカーに記録されており、内装もネロ・コスムスの最高級レザーとアルカンターラにグリーンの差し色が効いた、極めてフォーカスされたコクピットに仕上がっています。
この個体は2021年3月にロサンゼルスの唯一のプライベートオーナーへ新車デリバリーされて以来、これまでに美術品のように大切に保管されてきました。
カタログ作成時点での走行距離はわずか284マイル(約457km)という慣らし運転すら終えていない新車同等の状態を保っており、2026年4月には最新の正規定期点検を終えたばかりです。
ランボルギーニが未来の電動化へ向けて放った最高峰の遺伝子であり、完璧なワンオーナーのヒストリーを備えたこのシアンが、オークションの舞台でどのような歴史的記録を打ち立てるのか、世界中から熱い視線が注がれています。
落札予想価格は250万ドルから300万ドル(日本円で約4億円〜4億8000万円前後)という驚異的な額が提示されており、まさに新時代のコレクターズアイテムとしての圧倒的な風格を見せつけています。
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