実は夏がベストの温泉があった!? 長時間浸かれて湯上がり後もサラッサラ “体温に近い温度”で気持ちいい「ぬる湯・低温泉」の名湯3選
体温に近い温度でじっくり浸かれる日本の名湯3選
日本全国に有名な温泉地は数多く存在しますが、なかでも体温に近く低い温度の温泉は、体に負担をかけずに長時間浸かることができるという特徴を持っています。
今回は、夏の暑い時期でも心地よく浸かることができる、ぬる湯や低温泉の名湯を3か所取り上げます。
●佐賀県「古湯温泉」
まず紹介するのは、佐賀県佐賀市富士町に位置する「古湯温泉」です。

古湯温泉は、昭和41年に厚生省から「古湯・熊の川温泉郷」として国民保養温泉地の指定を受けている由緒ある温泉地です。
約38度のぬるめの泉温と、少しぬめりのある肌触りが特徴であり、ぬる湯に浸かることで体の芯から温まり、冬場でも湯冷めしにくい性質を持っています。
その歴史は非常に古く、約2100年前の中国が秦と呼ばれていた時代に、始皇帝の命を受けて不老長寿の薬草を求めてやってきた徐福が発見したと言い伝えられています。
その後、元禄の大地震などによって温泉は一旦埋もれてしまいますが、寛政3年である1791年に、稲口三右衛門という村人によってツルが痛めた足を癒しているのを見て掘り起こし、再発見したという記録が残っています。
村人たちが協力して浴室を再興したこの湯は「鶴の湯」と呼ばれ、後に「鶴霊温泉」と称されるようになりました。
また、川上実相院の高僧が創堀した「英龍泉」や、昭和63年にボーリングによって湧出した「徐福泉」など、複数の泉源が存在します。
この温泉はアルカリ性単純温泉であり、水素イオン濃度であるpHが9.5と全国でも屈指の数値を誇り、無色、無臭、無味のお湯が湧出しています。

ナトリウムイオンやカルシウムイオンなどを多数含み、肌への刺激が少ないため、関節痛や神経痛の療養地として注目を集めています。
さらに、画家の青木繁や歌人の斎藤茂吉など、多くの芸術家が滞在したことでも知られており、とくに斎藤茂吉は大正9年に3週間滞在して38首の歌を残しています。
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