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「4歳までは後ろ向きチャイルドシートで」ボルボがセーフティセミナーを開催 第一人者が教える「子どもの車内安全」とは

「子供は小さな大人ではない」

 ボルボがAJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員向けに「チャイルド・セーフティ・セミナー」を開催しました。

 クルマに乗る子供の安全性について日本では正しい理解が浸透していないと感じているのは筆者だけではないと思います。今回は正しい知識を広めるためにレポートします。

 37年にわたり子供を含む、すべての人々の車内安全を研究してきたセーフティのエキスパートであるロッタ・ヤコブソン博士(Lotta Jakobsson PhD )が来日し講師を担当しました。

 彼女はボルボ・カーズ・セーフティ・センターで障害予防担当のシニア・テクニカル・スペシャリストであり、チャルマース工科大学の客員教授でもあります。またISO(国際標準化機構)のISO FIXの議長もしています。

 今回のセミナーは、チャイルドシートやジュニアシートの正しい使い方、そして「なぜその安全対策が必要なのか」がメインテーマです。

スウェーデンの「ボルボ・カーズ セーフティセンター」で長年安全研究・開発を担うロッタ・ヤコブソン博士を招いて開催された安全セミナーの様子
スウェーデンの「ボルボ・カーズ セーフティセンター」で長年安全研究・開発を担うロッタ・ヤコブソン博士を招いて開催された安全セミナーの様子

●「子供は小さな大人ではない」:頭・首・骨盤の発達段階から考える車内安全

 現在では当たり前になっている3点式シートベルトですが、1959年に開発・導入をしたのはボルボです。特許を公開しどの自動車メーカーでも使えるようにしました。

 安全に関しては最先端の考え方を持っているボルボですが、子供が乗車したときの安全性でも先進の考え方を提唱しています。

 大人用に作られた3点式シートベルトではまだ骨が小さく軟骨部分も多い子供の身体には適していません。どう座らせれば良いのかというと、大きなバックレストで受け止めるように後ろ向きチャイルドシートに乗車させなければなりません。

●最低でも4歳までは後ろ向きチャイルドシートが重要

 ボルボは後ろ向きチャイルドシートを昔から提唱していました。

 前から衝突して乗員が怪我をするケースが多いので、それに備えて後ろ向きに乗せ、チャイルドシートのバックレストで頭、首、背中、腰の部分を受け止めるようにします。こうすることでベルトに頼ることなく子供の身体を守ることができます。これがまだ骨ができ上がっていない子供を守る方法なのです。

 ではいつ頃まで後ろ向きに乗せれば良いのかというと、ボルボでは最低でも4歳までは後ろ向きに乗せることを強く推奨しています。シートベルトに耐えられる骨ができるまでは後ろ向きが安全だということです。

 もうひとつ重要なのは、後ろ向きチャイルドシートの角度です。寝かせ過ぎてはいけません。衝突の力を背面で受け止められる用に、起き上がったアップライトな位置が一番安全です。

Next今日からできる子供の車内安全習慣のヒント
Gallery 【画像】なぜボルボは「安全神話」を持つの? セーフティセミナーの様子を見る(21枚)
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こもだきよし
こもだきよし
モータージャーナリスト
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会長(2016年〜) 1950年 神奈川県川崎市生まれ 自動車レース、タイヤテストドライバーの経験を経て、1984年から新型車にいち早く試乗して記事を書くフリーランスのモータージャーナリストになる。クルマが好きというより運転することが好きでこの仕事をしている。 世界一の難所と云われるドイツのニュルブルクリンクの北コース(ノルドシュライフェ)を1984年5月に初めて走ってから40年間通い、BMW M社主催のBMW ドライビングエクスペリエンスで、インストラクターとしてドイツ人インストラクターとともに日本人参加者向けにニュルの走り方を伝えている。

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