地震や台風で新幹線がストップ… せっかく購入した“特急券”はどうなっちゃうの? 鉄道会社の「遅延・運休時」に設けるルールを解説
特急列車が遅延した際のルールと払い戻しの手続き方法
また、運休にならずとも、悪天候などの影響で列車が大幅に遅れて運行される事態も少なくありません。
到着時刻が予定より大きく遅れた際、特急料金の払い戻し対象となる明確な基準が存在します。
具体的には、乗車している特急列車が到着駅に2時間以上遅れて到着した場合、支払った特急料金の全額が払い戻されます。
この2時間という基準は新幹線を含むすべての特急列車に適用されており、遅延証明書を受け取るか、特急券に証明印を押してもらうことで後日返金を受けることができます。
なお、運賃については、列車が遅延したという理由だけでは払い戻しの対象にはなりません。
あくまで払い戻されるのは、速達性というサービスに対する対価である特急料金などの料金部分に限られます。

また、運休や遅延に伴う払い戻しの手続きを行う際には、期限についても把握しておく必要があります。
原則として、運休や遅延が発生した日の翌日から起算して1年以内であれば、全国のJR駅の窓口で払い戻しを受け付けるルールとなっています。
そのため、災害発生直後や大規模な輸送障害の発生時など、駅の窓口に長蛇の列ができている混乱時に無理をして並ぶ必要はありません。
後日、混雑が落ち着いたタイミングや最寄りの駅で、期間内に払い戻し手続きを行えば問題なく対応されます。
ただし、これらのルールは、原則として駅の窓口などで正規の価格で購入した一般的なきっぷを対象としています。
企画乗車券と呼ばれるお得なきっぷや、旅行会社が発行したツアー用のきっぷなどについては、それぞれの商品の規約により取り扱いが異なる設定となっています。
しかし、インターネット予約サービスで購入したきっぷについても、サービスごとに規定が設けられていることが多いため、公式サイト等で確認を取ることが確実です。
※ ※ ※
台風や地震といった自然災害は予測が難しく、列車の運休や遅延に巻き込まれるリスクは常につきまといます。
いざという時にパニックにならず、適切な対応をとるためには、旅客営業規則に基づく自身の権利や手続き方法をあらかじめ知っておくことが非常に有効です。
旅行の中止、途中引き返し、別列車への変更など、状況に合わせた選択肢が用意されていることを覚えておき、冷静に行動することが大切です。
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