日本ならではの美しさを感じられるのがイイ! 歩くだけで絵になる“竹林の風情”と独自の泉質を併せ持つ「温泉地」3選
最後は約1300年の歴史を誇る熊本県の温泉地
●熊本県「平山温泉」
最後に紹介するのは、熊本県山鹿市に位置する「平山温泉」です。
平山温泉は、古くは1300年ほど前からの伝承が残る歴史ある温泉地であり、肥後を治めた戦国武将の加藤清正が訪れたと言い伝えられています。
この地には、桓武天皇の790年頃に皮膚病が流行した際、阿蘇大明神が里人の祈りに応えて一夜にして平らな地を作り、温泉を湧かせたという開湯伝説が存在します。
また、天正年間には櫻山の竹藪の中で、手傷を負った一羽の鶴が水たまりに浸かって傷を癒したという伝承もあり、古くから秘湯として大切にされてきました。

泉質はアルカリ性単純硫黄泉で、源泉温度は40度から60度となっています。
この周辺の温泉では珍しく硫黄分が含まれており、湯治に利用されてきたという記録も残されています。
効能としては、リウマチや神経痛、アトピー性皮膚炎、運動障害などに効果があるとされており、湯上り後も肌にしっとり感が残ることから美肌の湯として広く知られています。
温泉施設は、源泉かけ流しの湯を提供する旅館や家族湯など20軒以上が点在しています。
朝は鳥のさえずりが聞こえ、夜には星空が広がるという自然豊かな環境の中で、良質な温泉を体験することが可能です。
※ ※ ※
日本全国に点在する竹林にゆかりのある温泉地は、それぞれが固有の歴史的背景と独自の自然環境を持っています。
風に揺れる竹林の音を聞きながら温泉に浸かる時間は、日常の疲労を回復させる上で非常に有意義なものといえます。
季節や時間帯によって変化する景色と、それぞれの地域が持つ泉質の違いを体感することは、温泉旅行の大きな目的のひとつとなりそうです。
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