昔ながらの温泉旅がやっぱりイイ! クルマを降りた先には“大自然に抱かれる別世界”が… 人里離れた全国の「秘湯」3選
次は熊本県と静岡県の秘湯
●熊本県「黒川温泉」
続いて紹介するのは、熊本県阿蘇郡南小国町に位置する「黒川温泉」です。
このエリアには深い山合いを流れる田の原川の渓谷沿いに複数の旅館が立ち並んでおり、新緑の木漏れ日が降り注ぐ中で風情ある湯巡りを楽しむことができます。

この地域では、30軒の宿と里山の風景すべてをひとつの大きな旅館と捉える「黒川温泉一旅館」という理念が掲げられています。
それにともない、地域内の露天風呂を自由に巡ることができる入湯手形という仕組みが導入されています。
入湯手形の価格は大人が1500円、こどもが700円に設定されており、購入日から6ヶ月間という有効期限が設けられています。
この手形を利用することで、25か所にのぼる露天風呂の中から、好みの3か所を選んで入浴することが可能です。
また、3か所のうち1か所は、飲食店で提供されるソフトクリームや地元の特産品といった商品の購入に振り替えることも可能であり、地域通貨のような役割も担っています。
温泉の利用時間は朝8時30分から21時までとなっており、一日を通して自然と調和した露天風呂の風情を堪能することができます。
くわえて、この入湯手形の売上の1パーセントは、温泉街の景観づくりや自然環境の保全活動に還元される仕組みが構築されています。
●静岡県「寸又峡温泉」
最後に紹介するのは、静岡県榛原郡川根本町に位置する「寸又峡(すまたきょう)温泉」です。
南アルプスの麓に抱かれたこの地域は、緑の湖面が美しい夢の吊橋などの観光名所で広く知られています。

寸又峡温泉は、硫化水素系・単純硫黄泉という泉質を持っており、湯上がり後の肌が滑らかになることから「美女づくりの湯」という愛称でも親しまれています。
温泉街には気軽に立ち寄れる施設として「町営露天風呂 美女づくりの湯」が整備されています。
男湯と女湯それぞれにシャワーと岩風呂が設けられたシンプルな造りとなっており、豊かな自然に囲まれながら入浴を楽しむことができます。
営業時間は朝10時から18時までで、17時30分に受付が終了されます。
入浴料は大人400円に設定されており、券売機では入浴用のミニタオルが200円で販売されています。
この温泉は少し離れた源泉地から湯が引かれており、古くから地元の人々に知られた良質な湯が保たれています。
※ ※ ※
今回取り上げた各温泉地は、周囲の自然環境と調和した景観や泉質を提供し、疲労を回復させる機能を持っています。
維持されてきた静けさや名勝に隣接した温泉の存在は、日常から離れた安らぎの時間をもたらします。
今後の旅行計画には、これらの秘湯を行程に組み込んでみるのもひとつの確かな手段といえそうです。
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