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タクシーの語源は「税金」と同じ!? 日本はもちろん海外でも“TAXI”の呼び名が広がったのはなぜ? 由来はまさかの古代ローマまで遡る結果に…

「料金の透明性」がタクシーを普及させた?

「タクシー」の語源が「課税」や「評価」に関わる言葉であったという事実は、タクシーという乗り物そのものの本質を考えるうえでも興味深いものです。

 実は、馬車や自動車による有償の送迎サービス自体は、タクシメートルが発明されるはるか以前から存在していました。

 しかし、そうした送迎サービスの料金は、御者との交渉や慣習によって決められることが多く、利用者にとっては金額が不透明になりやすいという課題を抱えていたようです。

 そうしたなかで登場したタクシメートルは、走行距離や時間という客観的な基準にもとづいて機械的に料金を算出する画期的なものです。

 そんなタクシメートルの登場により料金に透明性がもたらされたことが、その後のタクシーの普及を強力に後押ししたと考えられます。

日本においてタクシーが本格的に普及したのは1920年代に入ってから
日本においてタクシーが本格的に普及したのは1920年代に入ってから

 一方、現代ではタクシーの料金体系も大きく多様化しています。

 距離や時間に応じて加算される従来型のメーター料金にくわえ、あらかじめ目的地までの料金を決めておく「定額料金」や、需要に応じて価格が変動する「変動制料金」を導入する動きも国内外で見られるようになりました。

 くわえて、配車アプリの普及により、乗車前におおよその料金が画面上に表示されるサービスも一般的になりつつあります。

 そういう意味では、「評価にもとづいて料金を割り当てる」というタクシーの語源的な性格は、タクシメートルという物理的な装置から、配車アプリのアルゴリズムという目に見えない仕組みへとかたちを変えながら、現代まで受け継がれていると言えそうです。

※ ※ ※

 ちなみに、日本においてタクシーが本格的に普及したのは1920年代に入ってからのことです。

 当初はやはり料金の不透明性が問題となったものの、その後「円タク」と呼ばれる1円均一料金のタクシーが登場したことで、1920年代後半には東京や全国の大都市でタクシーが多く見られるようになったとされています。

 この「円タク」は、現在の定額料金につながる「評価」の仕組みであったと言えそうです。

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東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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