新開発の4気筒דEクラッチ”は楽しいのか? 復活したホンダ「CB400スーパーフォア」に試乗! “VTECなし”の走りはどう変わった?
14kg軽量化の効果は絶大!? “VTECなし”でも楽しい新型の走り
実際に新型「CB400スーパーフォア Eクラッチ」にまたがってみると、数値から予想していた以上に車体が軽く感じられます。それは、サイドスタンドから起こすだけで軽さを感じられるレベルです。
シート高は780mmと、先代モデルより25mm高くなっていますが、車体が軽くなっていることとサスペンションの初期沈み込みが大きく取られているため、足つき性はむしろ新型の方が良好に感じました。
走り出すと、車体の軽快さがより際立ちます。モノショック化などの効果もあってマスが集中化されているためか、低速で曲がる交差点などでも車体が軽快に動くように感じます。
そして、4気筒エンジンの吹け上がりは実に官能的。特に6000rpmを超える高回転域での伸びやかな加速感は、4気筒でないと味わえないフィーリングです。大排気量の4気筒バイクだと、公道ではなかなか気持ちいい回転域まで回せないものですが、400ccなら公道でも気持ちよさを味わえるのが魅力です。
先代モデルには、低回転域と高回転域とで作動するバルブ数が切り替わる“HYPER VTEC Revo”という機構が搭載されていましたが、新型にはそれが採用されていないことを惜しむ声も上がっています。しかし、実際に乗ってみると、搭載されていないことのネガは感じられませんでした。
“HYPER VTEC Revo”はエンジン回転数やスロットル開度、ギヤポジションに応じて2バルブと4バルブを切り替える機構。4バルブ作動域に入ると排気音や吹け上がりの印象が変化し、その官能性を楽しめました。しかし、それ以下の回転数では刺激が足りないと感じることもあったのは事実です。

一方、新型「CB400スーパーフォア Eクラッチ」のエンジンは、低回転域でスムーズなだけでなく、面白さも持ち合わせています。それが、アクセルを大きく開けた際に耳に届く吸気音。これは、エアクリーナーへの2本の吸気ダクトをそれぞれ異なる長さとし、スロットルボディのファンネル長も1、4番と2、3番で変えていることによってもたらされています。
これにより、低回転域で大きめにアクセルを開けると「コォー」という吸気音が響き、アクセルを開けるのが楽しく感じられます。それでいて、4気筒エンジンと電子制御スロットルの効果によってギクシャクすることは全くないので、街中でも官能的な音を楽しめます。
このエンジンフィールと軽快な車体の組み合わせだけに、峠道が楽しくないわけはありません。左右にヒラヒラと車体を切り返しながら、出口が見えたらアクセルを開ける。この一連の操作は「楽しい」のひと言。走っている速度域にかかわらず、誰もがワインディングでバイクを操る面白さを堪能できるでしょう。
サーキット走行などを楽しみたい場合は、よりカッチリしたサスペンションやモアパワーが欲しくなるかもしれませんが、公道でバイクを楽しむ限り、新型「CB400スーパーフォア Eクラッチ」は公道で楽しむバイクとして、非常にバランスのいい仕上がりだと感じました。
多くのライダーが待ち望んだ新型「CB400スーパーフォア Eクラッチ」は、ネイキッドバイクの新たなベンチマークとなりそうです。
●製品仕様
・価格(消費税込):99万8800円〜
・サイズ:2110×770×1085mm
・シート高:780mm
・車両重量:187kg
・エンジン:水冷4気筒DOHC4バルブ
・総排気量:399cc
・最高出力:58ps(43kW)/1万1500rpm
・最大トルク:38Nm/9750rpm
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