“雪も走れる夏タイヤ”は進化する! ミシュラン「クロスクライメート3」は冬道ではどう? 「クロスクライメート3スポーツ」の運転感覚とは
2015年に欧州で発売されたクロスクライメートシリーズは11年目
ミシュランのオールシーズンタイヤ「クロスクライメート」シリーズが誕生して10年経ちました。
「クロスクライメート3」が10年目の正常進化モデルとして登場し、クロスクライメートは3世代目に入りました。さらにスポーツとオールシーズンを組み合わせた新しいキャラクターの「クロスクライメート3スポーツ」も誕生し、オールシーズンタイヤも車種やドライビングに合わせて選べる時代に入りました。

2010年にドイツの法改正があり、積雪/凍結路面の走行時は冬用タイヤの装着が義務化されました。
当時ドイツの知人から「冬季は冬タイヤを履かなければいけない」という法律ができたとは聞いていました。「冬季とはいつからいつまで?」と質問したら、「そこのところが明確になってない。でも夏タイヤのままで事故を起こすとか、渋滞の原因になる立ち往生したら罰金を払わなくてはならないのです」と説明してくれました。
欧州諸国でも冬季期間の冬用タイヤ義務化が加速し、フランスの一部の県では、11月から3月の期間は装着義務が課せられています。
2015年にミシュランからクロスクライメートが発売され、冬以外は夏タイヤと変わらない走行性能、冬は3PMSF認証マークによって雪道でも走れることが証明され、季節ごとの履き替えをしなくても済むので、オールシーズンタイヤは利便性が良いことが広まっていきました。
クロスクライメート発売以降、欧州市場ではオールシーズンタイヤが急速に成長して、2024年にはタイヤ市場の中でオールシーズンタイヤが20%を超えるところまで浸透したそうです。
筆者も2020年の冬からクロスクライメートを履き、4万kmを超えるまで走った実績がありますが、オールシーズンタイヤを履くことによる冬に向かってのいつ降雪があっても大丈夫という安心感、それにタイヤ保管やら交換の手間がないという利便性は感じています。一度オールシーズンタイヤを履いたらなかなか離れられないのです。
こうして浸透していったオールシーズンタイヤをミシュランとしてはさらに良いタイヤにするための熟成に余念がありません。

クロスクライメートが2から3に進化し、耐摩耗性能、低燃費性能、静粛性がさらに向上したようです。
クロスクライメート3スポーツは、ウエット路面でもしっかりグリップする新開発のコンパウンドを採用し、ハンドリング性能が向上しています。またスポーツタイヤですが静粛性も向上させているのは時代の要請です。
北海道の旭川郊外の雪道・氷上テストコースで新しいクロスクライメート3と3スポーツに試乗できたので、それぞれのインプレッションをお伝えしましょう。
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