【タイヤ】氷雪性能だけじゃない! ミシュラン最新スタッドレス「エックスアイス・スノープラス」は雨や乾燥路、寿命も劇的進化
実際に乗って分かった新旧タイヤの違い
そんなミシュランの新スタッドレスタイヤ、エックスアイス・スノープラスの試走会が、群馬県総合スポーツセンター 伊香保リンクで開催されました。
関東でも有数の観光地である伊香保温泉街から、さらに峠道を上がっていった先にある伊香保スケートリンク。ここでウエットブレーキ、アイス性能、そして一般道走行を行います。
まずはウエットブレーキ比較から。195/55R19サイズの新商品エックスアイス・スノープラスと、同サイズのエックスアイス・スノーを履いたトヨタ「プリウス」で乗り比べます。
駐車場に作られた、散水車で水を撒いた特設コースは距離が短く、スタート位置からドンとアクセルを床まで踏み、時速50km/hほどになったところにある黄色いパイロンでフルブレーキ、という形になります。
フラットなアスファルト路面ではなく、さらに均一に水が撒かれているわけでもないため、制動距離による差はほとんどわからなかったのですが、新商品のほうがブレーキ踏み初めの初期の制動、最後の最後にタイヤが止まるギュッとした感覚が強かったと感じました。

資料を見ると、GKNドライブライン試験場で205/60R16サイズを履いたトヨタ「ノア」での80km/hから0km/hまでのウエット制動テストでは、前商品エックスアイス・スノーが44m、新商品エックスアイス・スノープラスが40.8mと、3.2m、およそクルマ半分くらい新商品のほうが手前に止まったということになっています。
続いてアイスリンクでの氷上路面の走行。こちらは205/55R16サイズを装着したトヨタ「カローラツーリング」で新商品、前商品、さらに最新オールシーズンタイヤである「クロスクライメート3」に乗って比較します。
クロスクライメート3は、「雪も走れる夏タイヤ」として人気のあるオールシーズンタイヤですが、アイス路面での使用は推奨されていないので、今回はあくまでもお試し。案の定、スタート時にはキュルキュルとタイヤが空転し、なかなか加速しません。加速が乗らないために、制動時も「ぜんぜん止まらない!」という速度にもならずに停止、その後もゆっくりとパイロンスラロームをこなします。
続いて前製品のエックスアイス・スノー。氷温度が低いおかげもあったのですが、加速・制動の縦のグリップはいまだ健在で、2020年に登場したスタッドレスタイヤとは思えないほどアイス性能は実力が高いと感じます。その後のパイロンスラロームも氷に食いつきながら横グリップを発揮、クルマの向きを変えていきます。
新商品エックスアイス・スノープラスも、前後の縦グリップに関しては同様です。0発進時からの速度の乗り方も安定しているし、ABSを利かせながらのゴリッゴリッとイメージどおりに停止します。

パイロンスラロームは前製品とちょっと滑り出しの感覚が違うかなぁくらいの違いはありましたが、ネガティブな感覚ではなくクセみたいなもの。もしかしたらスケートリンクを何周か走っていたために氷路面が変化したりすることもあるので、これがタイヤの違いなのかコンディションの違いなのかはわかりません。
今回の試走会で、新製品と前商品の違いが体感できたのは、一般道のドライ試乗。新旧235/60R18サイズを履いたエクストレイルで、2kmほどの距離のワインディング路を乗り比べました。もちろんクローズドコースではなく、一般の人のクルマも走っている道なので、あくまでも速度は控えめに走りましたが、室内に届くノイズが新製品エックスアイス・スノープラスのほうがクリアで、音質もちょっと滑らかになったイメージ。
ドライ性能の良し悪し自体は、この速度域で違いを感じることはなかったのですが、より夏タイヤに近いフィーリングなのはエックスアイス・スノープラスでした。
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