新幹線も特急だって5日間乗り放題の「大人の休日パス」スペシャルまもなく登場 秋の北海道・東北を楽しむ“夢のきっぷ”を使って 「元気なうちに行きたい東北の観光地」5選
利用期間は11月26日から12月5日まで
50歳からの旅を応援するJR東日本の「大人の休日倶楽部」。その会員向けのおトクなきっぷとして人気なのが「大人の休日パス」です。
その特別設定となる「大人の休日パス スペシャル」が、2026年10月26日から発売されます。
今回の利用期間は、11月26日から12月5日まで。JR東日本エリアが5日間乗り放題となる「東日本スペシャル」は、普通車が2万円、グリーン車が3万6000円です。発売は「えきねっと」限定で、決済には大人の休日倶楽部カードが必要です。
また、JR東日本エリアとJR北海道エリアが利用できる「東日本・北海道スペシャル」は普通車2万8000円、グリーン車5万1000円、JR北海道エリアのみの「北海道スペシャル」は普通車1万8070円、グリーン車3万6050円です。

このきっぷの魅力は、なんといっても新幹線を含む特急・急行・快速・普通列車の普通車自由席が5日間乗り降り自由になることでしょう。さらに、事前に座席の指定を受ければ普通車指定席も6回まで利用できます。
また“オトク度”は、ふつうにきっぷを購入して旅をする場合とは段違い。
たとえば東京駅〜新青森駅を単純往復するだけでも3万4400円(通常期、普通車指定席利用、大人の休日倶楽部ミドル会員割引)かかりますが、東日本・普通車用であれば2万円で、単純に往復するだけでも1万4400円も節約できます。
つまり5日間フルに乗り倒すあれば、実際にかかる運賃・料金に対し、7割引、8割引にすることも不可能ではないのです。
「せっかく5日間乗り放題なのだから、あちこち行かなければ」と考えるのも当然のことでしょう。
ただし、その名のとおり“大人の休日”を楽しむためのきっぷとなれば、余裕のプランを計画してみたいところです。
むしろ、おすすめしたいのは「ひとつの目的地へ行き、その街のまわりでじっくりと旅を楽しむ」という使い方です。
とくに大人の休日倶楽部会員ミドルに入会できる満50歳以上になると、若いころのように朝から晩まで歩き回る旅は、なかなか大変。だからこそ、5日間のうち2日、あるいは3日を使って、普段なら少し行きにくい場所を目指すとというのはどうでしょうか。
今回はJR東日本エリアに絞り、「元気に歩けるうちに行っておきたい」東北の5つの目的地を選んでみました。
●まずは1015段! 山形・山寺
最初におすすめしたいのが、山形県の山寺こと「宝珠山立石寺」です。

JR仙山線の山寺駅から徒歩でアクセスできるのが大きな魅力。松尾芭蕉が「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の句を詠んだ場所としても知られています。
そして、ここで待っているのが1015段の石段です。
山門から奥之院まで石段が続き、参拝の所要時間は往復で約1時間30分が目安。途中には奇岩や仁王門、開山堂、五大堂などがあり、単純に階段を登るだけではありません。
しかも、ここは「大人の休日パス」のおトク感を実感しやすい目的地でもあります。
東京駅から山寺駅までは、山形新幹線「つばさ」と仙山線を乗り継いで、片道約1万1800円。往復すると約2万3600円になります。
一方、「大人の休日パス 東日本スペシャル」は、5日間乗り放題で2万円。新幹線を含むJR東日本の対象列車を利用できるため、山寺を往復するだけでも通常料金よりおトクという計算になります。
もちろん、本当のメリットはここからです。
山寺を往復するだけでも元が取れますが、なら残りの期間に山形市内を巡ったり、別の東北へ足を延ばしたりできます。つまり「山寺へ行くための往復きっぷ」と考えるのではなく、山寺を旅の目的地のひとつにして、周辺を楽しむのが賢い使い方です。
50代なら「ちょっと疲れたな」という程度かもしれませんが、これが10年後、20年後になると同じように登れるかは分かりません。
だからこそ、今のうちに。
例えば1日目に東京から山形へ向かい、山寺を歩いて山形市内に宿泊。2日目は蔵王や山形市内を観光して帰る。あるいはさらに仙山線で仙台へ抜ける。そんな1泊2日、2泊3日の旅でも、「5日間乗り放題」のパスを十分に活用できます。
「5日間だから5日間、毎日乗らなければソン」という考え方ではなく、普段なら交通費が気になってしまう遠方の目的地へ、気軽に足を延ばせる…これが大人の休日倶楽部パスの面白さなのです。
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