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「1000万円ならお買い得!」ヴィンテージ「エアストリーム」の魅力とデメリットとは

新車より魅力的! ヴィンテージもののエアストリーム

 今回RMサザビーズオークションに出品されたのは、エアストリーム社が1964年に製造した「サファリ・ツイン」というモデルである。

  • 内装は当時の雰囲気を残したままレストアされている(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's

●1964年製のヴィンテージエアストリームとは

 このサファリ・ツインは、全長22フィート(約6.6m)というボディサイズ。エアストリーム社には17フィート(約5.1m)から30フィート(約9.0m)まで、さまざまなサイズのトレーラーがあるが、これはそのなかでのミドルサイズということになる。

 居住空間は、フロント部分にツインベッドを装備し、出入口脇にキッチン、トレーラー後部にはバスルームを配している。ツインベッドは普段はソファとして使うことができ、またキッチン対面にあるガウチョベッドも、普段はソファとして使えるようになっている。

 ソファの下は収納スペースとなっているほか、ヘッドスペースにも収納があり、キッチンにある4口のコンロは、プロパンガス仕様である。またここには、冷蔵庫やレンジ/オーブンも備え付けられている。

 このサファリ・ツインの出品者は、それまでのオーナーからこのトレーラーを譲り受けるとすぐに、オーバーホールをおこなっている。いったんボディをフレームから降ろし、スチール製フレームに防錆塗装を施したほか、アルミ製ボディはあらためて磨き直された。

 トーションアクスルやブレーキ、ショックアブソーバーも新品に交換されているので、走行面の不安はない。また電気の配線やガスの配管などは新規で引き直しているほか、エアコンとヒーターユニットも最新のものに交換されている。

 水まわりには12ボルトのポンプを設置し、給湯器も新規でビルトイン。さらに内装は、オリジナルのキャビネットやカウンタートップなどを、当時の雰囲気を残したままリフィニッシュしている。つまりこのサファリ・ツインは、ベースこそ1964年式だが、中身は最新のキャンピングトレーラーと同等のレベルとなっているわけだ。

 そんなレストモッドされたサファリ・ツインのハンマープライスは、8万9125ドル(邦貨換算約1012万円)だった。エスティメートは9万ドル(同約1020万円)から11万ドル(約1248万円)だったので、予想よりは安かったということになる。

 仮に少し豪華なバンコンを新車で買う場合の予算が600万円程度、キャブコンの新車なら1000万円というのも珍しくないこの世界で、オリジナルのエアストリーム社製トレーラーの魅力はそのままに、現代風に生まれ変わったサファリ・ツインが1000万円程度というのは、実はお買い得なのではないだろうか。

 保管場所の問題やエアストリームでよく聞く夏場の暑さ対策など、所有してみて分かるデメリットもあるだろうが、キャンプサイトで優雅に過ごすトレーラーハウスとしては、最高の1台といって間違いない。

Gallery 【画像】キャンパー憧れのヴィンテージ・エアストリームとは(22枚)

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