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巡航最高速度324キロ! アルピナ新型「B8 グランクーペ」の凄みとは【東京−京都弾丸インプレッション】

いかなる速度域でも感じられる抜群の安定性

 発表されたばかりのB8を駆って京都まで走った。結論からいうと、同じエンジンを積むB5やB7よりもずっと印象に残るクルマだった。決してB5やB7がダメだったというわけじゃない。それにもましてB8が良かったのだ。

 3台のアルピナV8姉妹のなかで、ドライブフィールにはもっともまとまりがあり、バランスも良い。情熱的なスポーツカーにもなれば、安楽のグラントゥーリズモにもなるという点で、B8はB5やB7より優っていた。ベースとなった8シリーズというモデルの成り立ちに負うところも大きいが、そのキャラを十分に知ったうえで新たな魅力を加えたアルピナの技術力も評価すべきだろう。

  • 4本出しエキゾーストもアルピナモデルではお馴染みのスタイル。装備されるアルピナ・スポーツ・エキゾースト・システムは、控えめであるがV8らしいサウンドを作り出す(C)タナカヒデヒロ

●オススメリストに加わった「B8」

 加速フィールの凄まじさでいうと、B5がもっとも過激に感じた。けれども実際にはB8のほうが速い。素晴らしいエグゾーストサウンドを奏でて走り、ドライバーの手に余るという印象は希薄だ。けれども速度はあっという間に危険領域に。この安定感はB7にもなかった。

 ハンドリングも三姉妹のなかでもっともバランスがいいと思った。フロントアクスルはシャープに動くが決してドライバーを怖がらせる類の動きじゃない。切り始めから切り終えるまでのレスポンスも正確で、高速クルージングでも、そしてワインディングロードでも、かなりのハイスピード領域において安心して操縦していられる。

 乗り心地も素晴らしかった。少し弱めに路面からの衝撃をドライバーに伝えたかと思うと、それを嫌味のないショックだと感じさせ、瞬時に収めていく。この一連の動きが驚くほど滑らか、かつ精緻で早い。だから多少ナローなワインディングロードでも自信を持って思い切ったハンドル操作を続けることができた。

 筆者はこれまでアルピナといえば「B3」だと主張してきた。けれどもこれからはB3かB8。アルピナのおすすめは何かと問われれば、最上級モデルとエントリーモデルの名を挙げることになるだろう。

Gallery 【画像】本気でおすすめできるアルピナ「B8 グランクーペ」を見る(13枚)
「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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