ヴァージル・アブローの意志を受け継ぐマイバッハは「冒険家仕様」
ヴァージル・アブローの意志を受け継いだマイバッハ
ルイ・ヴィトンのメンズ・アーティスティックディレクターとして、あるいはオフ・ホワイトCEOとして活躍してきたヴァージル・アブロー氏の死去を受けて、さまざまな業界からその死を悼む声が広がっている。それは自動車業界に関しても同様で、とりわけカスタマーへと究極のラグジュアリーを提供するメルセデス・マイバッハのプロダクトにおいては、アブロー氏は先見の明がある信頼できるパートナーとして、これまでさまざまなコラボレートをメルセデス・マイバッハとの間で実現してきた。
●ヴァージル・アブローへの追悼
今回急遽発表された、自動車の次世代を意識し、現状に疑問を投げかけるかのように設計されたBEVの「プロジェクト・マイバッハ」もそのような経緯で誕生した1台。本来ならばそれは多くのメディアを集めたプレス・コンファレンスで初披露される予定だったのだろうが、メルセデス・マイバッハはアブロー氏への追悼の意を込めて、それを選ばなかった。
プロジェクト・マイバッハの世界初公開の場となるのは、アメリカのフロリダ州マイアミにあるRubell Museum。2021年12月1日と2日に一般公開されることになった。
メルセデス・マイバッハは、このコンセプトカーについて、次のようにコメントしている。
「ヴァージル・アブロー氏の突然の訃報を耳にして、メルセデス・マイバッハのみならず、メルセデス・ベンツは動揺しています。ヴァージル氏の家族とチームのみなさまに哀悼の意を表します。今回、コラボレーションの世界と、ヴァージル氏のユニークなビジョンを公開することで、彼の持つ想像力によってコラボレーションというものの無限の可能性が生み出され、彼の作品を知っているすべての人にインスピレーションを与えた、真にユニークなデザインの才能が具現化された作品に敬意を表して、ヴァージル氏への追悼の意としたいと思います」
メルセデス・ベンツによって開発されるプロダクションモデルとは異なり、メルセデス・マイバッハのコンセプトカーは、そのすべてがゼロから誕生している。
ヴァージルはメルセデス・マイバッハの贅沢なアイデンティティを新しいデザイン言語で解釈し、機能性、スタイル、コラボレーションの創造性の限界を押し広げた。
素晴らしいアウトドアライフにインスパイアされたふたり乗りのバッテリー式オフロードクーペは、巨大なグランツーリスモのプロポーション、大径のオフロードホイール、さらに独特なアタッチメントを組み合わせている。フロントフードの下には太陽電池が装備されており、開発チームはBEVによる電気旅行の未来がどのようになるのかを想像することもできたという。
ヴァージル・アブローと、メルセデス・マイバッハのコラボレーションによって誕生した1台のコンセプトカーは、メルセデス・マイバッハというサブブランドが、今後どのような姿へと進化していくのかを示すマイルストーンとなるだろう。
VAGUEからのオススメ
“時を愉しむ”という究極の贅沢――カンパノラ「星響」と巡る、足利・静寂とウェルネスの旅【PR】

