ACシュニッツァーの「ミニJCW GP」が「GRヤリス」や「フォーカスST」を抑えて部門1位獲得! 『アウトビルド』読者が選んだチューニングカーとは
完成されたエアロには手を付けず、純粋に走りを追求
ドイツで発行されている自動車誌『Auto Bild sportscars』は、読者投票によって決定される「sportscars2021」を発表した。読者投票によって決められるこのランキングは、109台のなかから、10部門それぞれに順位が決められる。
そのなかのチューナーカテゴリー「スモール&コンパクトカー」部門で、Wolfの「フォーカスST」やGiacuzzoの「GRヤリス」を抑えて2021年度第1位となったのは、ACシュニッツァーがチューニングした「MINI JCW GP」だった。

●決め手はリミテッド・スリップ・デフ
ACシュニッツァーのMINI JCW GPは、他のクルマと比べるとチューニングメニューが少ない。手が入っているのはKWと共同開発した車高調整式のサスペンションと、L.S.D.(リミテッド・スリップ・デフ)、そしてフロントスプリッターにホイール、ペダル類というところのみ。
しかしAuto Bild sportscarsの読者は、たとえばサスペンションはフロントにキャンバー角の調整が可能なピロアッパーマウントを持ち、減衰力はバンプ側とリバウンド側をそれぞれに調整できるという点や、そうした機能性の高さを持ちつつ乗り心地が良好であることなどを高く評価している。
また、ACシュニッツァーのL.S.D.は、より確実なトラクション性能を求めるために、ドレクスラー・モータースポーツと共同開発したもので、加速時と減速時のロック率をJCW GPに最適化している。これによってコーナリング時、アクセルの操作で車両のコントロールが可能となり、ノーマルのJCW GP以上の操る楽しさを実現。ステアリングに対する反応もより鋭く、MINIらしいものとなっている。
その上で、235/30R19サイズのタイヤがセットされる19×8.5Jサイズのホイールや、耐候性が高いASA樹脂を素材とし、純正色に塗装されたフロントスプリッター、操作性のいいペダルやiDriveコントローラーカバーなどは、機能性はもちろんだがルックス面でもスポーティさの演出に役立っている。
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