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40年前のスーパーカーで最高速320キロに挑戦! 世界に1台のアストンマーティン「ブルドッグ」とは

70年代のアストンマーティンで時速320キロを達成できたのか?

 そんなブルドッグだが、ヴィクター・ゴーントレット氏が会長に就任すると、間もなく販売計画は白紙撤回された。年間15−25台くらいの販売を見込んでいたようだが「コストがかかり過ぎる」という理由で開発・生産に終止符が打たれた。コスト計算は、事前に綿密にするもののように思えるが、アストンマーティンが何度もひん死の危機に見舞われてきた要因のひとつを垣間見たようなエピソードだ。

製作された当時の色は今と同じ銀色。一度、ライトグリーンのツートンカラーにペイントされていたこともあった(C)Facebook(Classic Motor Cars Limited)
製作された当時の色は今と同じ銀色。一度、ライトグリーンのツートンカラーにペイントされていたこともあった(C)Facebook(Classic Motor Cars Limited)

●復活を遂げた「ブルドッグ」

 というわけで、最高速トライアルに用いられた車両は、唯一のブルドッグとなり、1984年に中東のコレクターに13万ポンドで売却された。なお、当該コレクターによって両サイドにサイドミラー、リアカメラが装着されたという。以後、アメリカのコレクターの手に渡り、いつしか外装色が塗り替えられ、内装の本革も張り替えられた。

 そして2021年、ブルドッグ復活プロジェクトが立ち上がった。計画したのは、ブルドッグの販売計画を白紙撤回したゴーントレット元会長の息子というからいささか皮肉に聞こえる。

 イギリスのクラシック・モーターカーズでブルドッグをレストアし、デビュー時に目指していた最高速度200マイル(320km/h)を実現させるという触れ込みだった。

 昨年レストアが完了し、クラシック・モーターカーズ代表であるナイジェル・ウッドワード氏の手によってシェイクダウンがおこなわれた。とはいっても、ターボのブースト圧は本来よりも低めにセッティングされており、コンディションは横風が強く吹きつける始末。ウッドワードいわく「足りないものは勇気だった」ということでアクセル全開とはいかなかったという。それでも160マイル(257.5km/h)までは出せたそうだ。

 そして2022年、最高速トライアルに再挑戦するらしい。1980年にデビューしたブルドッグが本当に謳われたとおり、200マイル出せるのか否か興味津々だ。あの頃のスーパーカーは往々にして夢を謳っていただけになおさら……。

Next走っている姿がすでにちょっとオカシイ【動画】を見る

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●Aston Martin Bulldog | William Towns | Retro Car review | Wheels | 1979

普通に動いていることがすでに不思議な感じがします
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