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ロールス・ロイス「カリナン」に負けない迫力の「マイバッハGLS」はお買い得!? 新しいリムジンの姿とは【東京−京都弾丸インプレッション】

SUVでも、乗り心地は正真正銘のマイバッハでした

 もはやドライブを自ら楽しむクルマではなさそうなのだが、東京から京都へのロングドライブにあえて連れ出し、ショーファーになった気分でテストをおこなう。

 結論からいうと、その乗り味はまさにGLSクラスそのものだった。マイバッハだからといって格段に優れているとか、極上というわけでもない。そもそもベースのGLSが素晴らしいので、輪をかけて上等にすることなどなかなか難しいと思う。

タッチスクリーンやサンルーフを搭載した後席は快適性、静寂性に非常に優れていた(C)タナカヒデヒロ
タッチスクリーンやサンルーフを搭載した後席は快適性、静寂性に非常に優れていた(C)タナカヒデヒロ

 逆にいうと、マイバッハだからといって何か特別に気を遣ってドライブする必要もまたなかった。実際、筆者はまるで新車だったマイバッハGLSで京都までのドライブのみならず、さらに数百キロ先までドライブを楽しんだり、狭い京都市内を走り回ったりと、気兼ねなく乗り回した。

 気を遣ったのは、正直にいって、真っ白すぎるインテリアだけ。それより走っている最中に気を遣った、というか目を奪われたのは周りのドライバーたちのほうだったに違いない。

 ひょっとして自らステアリングホイールを握っていてはマイバッハGLSの本当の魅力などわからないのではないか。そこで友人にショーファーをお願いして数百キロ走ってもらった。

●寝落ちできるリアシート

 43度もリクライニングするリアシートに深く座り込み、ドライブセレクトをマイバッハ専用モードにして走ってもらうと、なんともいえず極上の乗り心地で、あっという間に寝落ちした。ひたすら静かで上下動も少なくパソコンを取り出して原稿だって書けそうだ。リアシートのコンフォートネスに限ってはロールス・ロイスにも匹敵する。

 これはSUV全盛時代における新たなリムジンのスタイルであるといっていい。後の席でふんぞりかえることのできる身分であれば、ロールス・ロイス「カリナン」より随分とお買い得、けれども目立ち度では良い勝負の選択肢となるだろう。もっとも買えないんじゃ、勝負にはならないけれど!

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「カチッ」と日常をオフに。至福の時を刻む、マインドフルネス

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