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メルセデス・ベンツのラインナップに新たなジャンルが登場 日本未導入の新型「Tクラス」ってどんなクルマ?

ベースモデルの「T160」はおよそ420万円から

 独メルセデス・ベンツは2022年5月、欧州にて新型「Tクラス」を発売しました。

メルセデス・ベンツ新型「Tクラス」
メルセデス・ベンツ新型「Tクラス」

 新型Tクラスは、同年4月26日に世界初公開されたモデルで、メルセデスのミニバンとしては最小のセグメントに位置づけられます。

 ボディサイズは全長4498mm×全幅1811mm×全高1859mm、ホイールベースは2716mmで、乗車定員は5名です。今後、最大7人乗りのロングホイールベースバージョンも追加される予定です。

 リアにスライドドアを備え、スライド幅は614mm、開口部は高さ1059mmという「ワイドオープニングスライドドア」で、後席への乗降は子供でも素早く安全におこなうことが可能です。また後席を折りたたむと、荷室の床とほぼフラットにすることが可能です。

 まず登場したのは「T160d」「T180d」「T160」「T180」のディーゼル2グレード、ガソリン2グレードです。ディーゼルモデルは1461ccの直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載、T160dは最高出力95馬力・最大トルク260Nm、T180dは116馬力・270Nmとなります。

 ガソリンモデルは1332ccの直列4気筒ターボエンジンで、T160が102馬力・200Nm、T180が131馬力・240Nmを発生します。

 組み合わされるトランスミッションは6速MTまたは7速DCTで、すべてFFとなります。

 ベースのT160の車両価格は、2万9314.16ユーロ(日本円で約420万円。ドイツ付加価値税VAT19%込)です。

 標準仕様でも7インチタッチスクリーンはスマートフォン連携機能付きMBUXインフォ底面とシステム、タッチコントロールボタン付きマルチファンクションステアリングホイール、エアコン、キーレスエントリーなどを装備しています。

 さらにTクラスは「スタイル」「プログレッシブ」というふたつの装備ラインを用意。スタイルは、シートが人工皮革ARTICOとなり、ドアとセンターコンソールのトリムがブラックまたはイエローを採用、高級感を演出します。さらにアンビエントライトやフロントシート後部の折りたたみテーブルが装備されます。外観では16インチ5スポークアルミホイールやダークウインドウが標準となります。オプションの価格は1879.01ユーロ(約27万円)です。

 プログレッシブはよりエレガントになります。シートはブラックの人工皮革ARTICOにホワイトのステッチを施したものになり、ドアとセンターコンソールのトリムはマットシルバーのエレメントになります。さらに16インチ10スポークアロイ・ホイールやLEDハイパフォーマンスヘッドライト、LEDリアライトを装備します。オプション価格は3633.07ユーロ(約52万円)です。

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