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いまさら聞けない「車中泊のマナー」利用者急増で多発するトラブルを未然に防ぐには?

禁止場所では車中泊をしないのが最低限のマナー

 旅のスタイルのひとつとして人気が高まっている車中泊ですが、一方で、利用者のマナー違反を指摘する声が高まっています。そこで今回は、取材やプライベートを通じ、これまで100泊以上、車中泊を体験してきた筆者が、車中泊で気をつけるべきマナーについてご紹介します。

場所の吟味、キャンピングカーの利用、EV&プラグインハイブリッド車の活用などで、真夏の車中泊も快適に過ごせる
場所の吟味、キャンピングカーの利用、EV&プラグインハイブリッド車の活用などで、真夏の車中泊も快適に過ごせる

 車中泊のマナーとして絶対に押さえておきたいのが、禁止な場所では泊まらない、というもの。コンビニや各店舗の駐車場などに泊まるのは、もちろんご法度。高速のサービスエリアや道の駅の駐車場での車中泊も、実はあまりおすすめできません。

 国土交通省のWEBサイトでは、道の駅での車中泊について「道の駅は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています」と記載されています。その記載は「もちろん、道の駅は、ドライバーなど皆さんが交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことはかまいません」と続いており、休憩目的で寝ることは禁止されていないものの、車中泊でテーブルやタープなどを広げるのはマナー違反です。

 では、どこに泊まればいいのでしょう? おすすめは、有料のオートキャンプ場やRVパークです。トイレやゴミ捨て場などの設備も充実していますし、入浴施設が備わっているところもあり、初心者でも快適に泊まることができます。道の駅にはRVパークが併設されているケースもあるため、そうした施設を利用するのもいいでしょう。

 そんな車中泊スポットの検索に便利なのが、「Carstay」というWebサービス。有料サービスではありますが、登録されているのは各土地のオーナーが車中泊スポットとして登録している場所なので、スマホ経由などで事前に予約しておけば、心置きなく車中泊を楽しめます。

 利用料金はスポットによって異なりますが、RVパークなどに比べれば割安。予約・決済もWEBやスマホでおこなえるので簡単です。車中泊スポットには、Carstayのロゴが入った専用コーンが設置されているため、駐める場所がわかりやすいのもポイントです。

●車中泊スポットでの光や音に注意

 続いて気をつけたいのが、光と音。車中泊スポットでは、周囲にも泊まっている人がいるため、回りの人に迷惑をかけないよう配慮しましょう。

 車内で過ごす際には、光が車外に漏れないようシェードなどで窓を覆います。光が漏れなければ、街灯やヘッドライトなど外の光も車内に入ってこないため、寝るときも快適です。

 車中泊スポットにおいて、大音量で音楽を聞く人はいないと思いますが、アウトドアの夜は静かなため、人の話し声でも思った以上に響いてしまうことがあります。また、意外に響くのが、クルマのドアを開閉する音。夜中にトイレに起きたときなどは、あまり気にせずドアを開閉してしまいがちですが、そのときの音が周囲で泊まっている人にはうるさく感じられることもあります。トイレなどはできるだけ、寝る前に済ませておいた方がいいでしょう。

●車中泊の際に生じたゴミは必ず持ち帰る

 車中泊の際、食事などをとるとゴミが発生します。帰路に立ち寄る高速道路のサービスエリアや道の駅などは、家庭ゴミの持ち込みは禁止されているため、ゴミ処理場が設置されたRVパークなど以外では、ゴミは必ず持ち帰るのが基本マナーです。

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 過去にマナー違反の人がいたことで、車中泊が禁止されてしまった道の駅などが日本全国には多数存在します。今後も快適で楽しい車中泊を満喫したいなら、今回ご紹介した3つのマナーは必ず守るように心がけましょう。

Gallery【画像】車中泊を満喫するために押さえておくべき必須ルールを写真でチェック(11枚)

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