ランボルギーニ「ウルス」に666馬力の高性能モデル! 「ウルス・ペルフォルマンテ」が世界初公開
カーボンを多用することで47kgの軽量化も実現
伊アウトモビリ・ランボルギーニは2022年8月19日、米国カリフォルニア州で開催された自動車イベント、Monterey Car Week(モントレー・カーウィーク)において、「Urus Performante(ウルス・ペルフォルマンテ)」を世界初公開しました。

今回登場したウルス・ペルフォルマンテは、2017年に登場したハイパフォーマンスSUV「ウルス」の高性能バージョンです。今回、ベースモデルのマイナーチェンジに合わせて追加設定されました。
今回の公開に先立ち、同年8月10日に開催されたパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに参戦したウルス・ペルフォルマンテは、10分32秒064という、2018年にベントレー「ベンテイガ」が樹立した10分49秒902を更新し、市販車SUV部門の新記録を樹立しています。
エクステリアではエアロダイナミクス性能を高めるべく、各所に専用の空力パーツを採用するのが特徴です。車体後方にはリアダウンフォースを38%増加させるウイングを装着しており、車両全体では8%ダウンフォースが増しているといいます。低く構えたスタイリングは、フロント・リアウイング、バンパーによって強調され、通常のウルスよりも全長が25mm長くなります。
また新形状の前後バンパーやフロントスプリッター、ボンネット、ディフューザー、ホイールアーチなどは軽量なカーボンファイバー製で、オプションでカーボンルーフも用意されています。
さらにトレッドを16mm広げるとともに、スチールスプリングの採用により車高が20mm低められています。ホイールは23インチもしくは鍛造の22インチで、タイヤは同車専用設計の「ピレリPゼロ」。これはハイグリップタイヤ「Pゼロ トロフェオR」をベースに開発されたものになります。
搭載する4リッターV型8気筒ツインターボエンジンは、最高出力を666馬力と、ノーマルよりも16馬力向上。850Nmの最大トルクは変わりません。
47kg軽量化されることもあり、パワーウエイトレシオは3.2kg/psを実現しています。
これらにより、0−100km/h加速は3.3秒、0−200km/h加速は11.5秒、最高速度は306km/hというパフォーマンスとなっています。
ドライブモードセレクターも改良。従来の「STRADA(ストラーダ)」「SPORT(スポルト)」「CORSA(コルサ)」に加えて、新たに「RALLY(ラリー)」が追加されています。これにより、荒れた路面でもスーパーSUVの優れたスポーツ性能を楽しめるようになるといいます。
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ウルス・ペルフォルマンテの車両価格は、米国で26万676ドル(日本円で約3577万円)、欧州で21万8487ユーロ(約3011万円)と発表されています。
日本での展開時期や価格などはまだ発表されていません。
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