ミニ「エースマン」世界初公開 まもなくEVブランドに!? 近未来のミニはどこに向かう?
インテリアも「ミニ」の伝統を踏襲
インテリアも極めてシンプルで、丸型の有機ELディスプレイとトグルスイッチが、ミニであることを主張しています。
注目は、クロームやレザーを使用していない点です。さまざまなテクスチャーの再生ポリエステル素材を組み合わせて、ミニに相応しい空間を作り上げています。ちなみにエクステリアにもクロームは不使用です。これは次世代ミニでは、環境負荷低減が大きなテーマになっているためです。

「没入型」のユーザーエクスペリエンスも、ミニ・コンセプト・エースマンの見どころになっています。
丸形ディスプレイやダッシュボードに画像やアニメーションを投影し、乗員に様々な体験を提供してくれます。たとえば、気分に合わせてクルマが提案してくれる行き先を選ぶことができ、そのカテゴリーに応じてサウンドが変化する「ポップアップモード」や、停止時や充電時にムービーやサウンドを奏でる「ビビッドモード」といったエクスペリエンスモードを搭載しています。
2024年には市販バージョンのミニ・エースマンが登場する予定で、デザイン面の約8割は今回のコンセプトカーが基本になるそうです。ユーザーエクスペリエンスはどこまで実現するのか未知数ですが、ミニ・コンセプト・エースマンからは、ミニ・ブランドが未来に向けて飛躍しようとしていることが強く感じられました。
プレゼンテーション終了後、オリバー・ハイルマー氏は次のように語ってくれました。
「今回、我々の大きなチャレンジは、可能な限り飛躍することでした。ミニ・コンセプト・エースマンは、ミニのラインアップをさらに拡大し、従来とは異なるターゲットグループにリーチし、彼らのニーズに応えるためのクルマです。ロングホイールベース&ショートオーバハングで、フロアにバッテリーを搭載するBEVアーキテクチャーは、コンパクトなサイズに高効率なパッケージングが可能です。限られたサイズの中に、最大限のスペースを確保する。これはミニの伝統なのです。」
「我々のカスタマーは、ミニがエンジン車かBEVかについて、とくに気にしていません。むしろ、“私はミニ・ブランドから離れたくない。もっとスペースを備えたミニが欲しい”という声が聞こえてきます。しかし、ミニ・ブランドのユニークネスはキープし続けます。ミニは、何よりもまずファンなブランドであり続けたいと考えています。それが我々の方向性です。ミニは今後もミニであり続けるのです。」
伝統を守りながら変化を恐れないハイルマー氏の姿勢は、これまでも世間を驚かすモデルを度々リリースし、ファンを喜ばせ続けてきたミニ・ブランドを、とても象徴していると感じました。
2年後の2024年に登場する市販モデルのミニ・エースマンは、ミニ・ブランドが本格的にBEV時代に向かう最初のモデルになりますが、大いに期待できそうです。
page
- 1
- 2
VAGUEからのオススメ
ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】