「OKグーグル」で様々な機能を操作可能! ボルボのグーグル搭載インフォシステムって何? アンドロイドオートとどう違う?
使い勝手は良いが 一方で車載ナビとは異なる点も
もちろん、これらを利用するには通信環境が必要となりますが、XC60では内蔵したeSIMによって新車から4年間にわたって無料で提供されます。4年間も無料で使い続けられるのはかなり太っ腹な対応と言っていいのではないでしょうか。

「Android Automotive OS 」に対応したインフォテイメントシステムの使い勝手はどうでしょうか。
まず、自分のGoogleアカウントを登録してみました。そこでわかったのは、それまでにGoogleマップで登録していた対象地がそこに反映されていたことです。
前述したように、アカウントを共有化することでクルマで使う時も、それ以外で使うときもひとつのアカウントで使いこなせるわけです。
実は搭載したGoogleアシスタントは、2022年1月に日本語対応を果たしていますが、試乗した時点(2021年11月)ではまだ日本語に対応できていませんでした。
そこで音声でのコマンド入力を試すにも英語で対応することになったわけですが、何回かトライしているうちに最寄りの駅名を読み上げたところでようやくヒット!一発で対象地が絞り込まれました。有名ホテルでも大丈夫でした。これが走行中でもできるわけですから、その便利さは格別です。思いついいた時に目的地を変更したり、追加したりでき、音声入力の便利さを改めて実感することになりました。
ボルボでは日本語非対応で購入した購入したユーザーに対してもアップデートで対応しているということでした。また、このXC60以降、電気自動車の「XC40」ではリチャージ時にこのGoogleのシステムを利用できるようにしたほか、「S90」、「V90」、「V90クロスカントリー」へと採用車種を順次拡大しています。
とくにこの音声を使ったコマンド入力は、GoogleだけでなくAmazonもAI音声アシスタントサービス「Alexa(アレクサ)」を使った同様のサービスを展開しており、今後の車載システムのインターフェースとして主流になっていくのは間違いありません。
その意味でもボルボのインフォテイメントシステム導入は、時代をしっかりと先読みしていると言えるでしょう。
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一方で、個人的に懸念しているのは、Googleマップのカーナビとしてのクォリティです。
まず地図上に表示される情報はかなり少なめで、これまで車載ナビに慣れた人にとっては、かなり物足りなさを感じるはずです。車載ナビのように道路の高低差を認識することもなく、高架道と並行している道路で間違えても自動的に切り替えてくれることはありません。
また、ルート案内中は交差点拡大図を使うのではなく、曲がった先の方面を案内するのが基本です。
少し複雑な交差点でこれで対応するのは難しいかもしれません。さらに案内ルートはかなり密に反映できますが、狭い道へショートカットすることもあり、施設の入口情報も反映しないために入口が遠く離れた位置で案内が終了することも今もなお見受けられます。
これらは明らかに車載ナビと比べて見劣りするとところです。
もちろん、ボルボのインフォテイメントシステムでは、アプリの追加によって他のカーナビアプリを使うこともできます。
そこで車載ナビに近いルート案内をする無料のナビアプリとして「Yahoo!ナビ」を推薦したいところですが、残念ながら現時点で車載連携できるのはApple CarPlayのみとなっています。有料で良ければ「NAVITIME ドライブサポーター」が案内も充実していてオススメかもしれません。このように、好みに応じて好きなアプリでドライブを楽しめるのもボルボのインフォテイメントシステムの大きな魅力なのです。
ボルボは2021年、電気自動車専業メーカーへの転身を宣言しました。インフォテイメントシステムでのGoogleとの提携は、そうした時代の変化に合わせてボルボが目指した次なる姿でもあると言えるでしょう。クルマの起動スイッチを入れたら「Ok、Google」と発話することからドライブが始まる。そんな時代がもう現実のものとなっているのです。
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