VAGUE(ヴァーグ)

世界初“ターボe-POWER”は力強くてなめらか! 日産新型「エクストレイル」はタフギアから大人のSUVへキャラ変

若者向けのタフギアから大人も満足できる上質なSUVへ

 新型エクストレイルにおいて、そうした走行性能の進化とともに感心させられたのがインテリアの先進感と上質感だ。

タフギア的要素も盛り込んでいるものの、e-POWERのなめらかな走りと上質なインテリアなどで大人のSUVという印象を強めた日産の新型「エクストレイル」
タフギア的要素も盛り込んでいるものの、e-POWERのなめらかな走りと上質なインテリアなどで大人のSUVという印象を強めた日産の新型「エクストレイル」

 フル液晶のメーターパネルや大型のセンターディスプレイは、これまでのエクストレイルにはなかった先進感を演出。また、内装の多くの部分がソフトパットで覆われるほか、スイッチのタッチや操作性が格段に向上するなど、上質感が大きくジャンプアップしている。

 そして実はこのインテリアの進化こそが、新型エクストレイルの立ち位置を物語る重要な要素だと筆者は考える。

 たしかに新型エクストレイルはタフギア的要素を盛り込んでいるものの、かつてのモデルに用意されていた防水ラゲッジや防水フロアは設定されていない。つまりタフギア感は薄めなのだ。

 つまりこのインテリアの“キャラ変”こそが、今回のフルモデルチェンジにおける大きなテーマだ。インテリアの先進感と質感向上を見る限り、新型エクストレイルの立ち位置はタフギアから上質な大人のSUVへとシフトしたのである。

 2000年に登場した初代エクストレイルは、若者が使い倒すギアのような存在だった。しかし新型は、上質感を求める大人をも満足させる1台へと成長している。こうしたエクストレイルのポジショニング変化からも、20年前はまだまだ特別な存在だったSUVがいまや普通のクルマになったことをあらためて痛感させられた。

●NISSAN X-TRAIL G e-4ORCE
日産 エクストレイル G e-4ORCE
・車両価格(消費税込):449万9000円
・全長:4660mm
・全幅:1840mm
・全高:1720mm
・ホイールベース:2705mm
・車両重量:1880kg
・エンジン形式:直列3気筒DOHCターボ
・排気量:1497cc
・駆動方式:4WD
・エンジン最高出力:144ps/4400〜5000rpm
・エンジン最大トルク:250Nm/2400〜4000rpm
・フロントモーター最高出力:204ps/4501〜7422rpm
・フロントモーター最大トルク:330Nm/0〜3505rpm
・リアモーター最高出力:136ps/4897〜9504rpm
・リアモーター最大トルク:195Nm/0〜4897rpm
・燃料消費率(WLTC):18.4km/L
・サスペンション:(前)ストラット式、(後)マルチリンク式
・ブレーキ:(前)ベンチレーテッド・ディスク、(後)ベンチレーテッド・ディスク
・タイヤ:(前)235/60R18、(後)235/60R18

>> 日産・エクストレイル の中古車をさがす

Gallery 【画像】走りもインテリアの仕立ても大人のSUVへと進化した日産「エクストレイル」を見る(35枚)
今しか買えない! 少量限定のプレミアムタイヤとは
浅草の職人魂から生まれた「KIWAME TOKYO ASAKUSA」 どんな腕時計?

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

タイヤの選び方が変わるーーデザインによる世界観の表現と性能とを両立したブリヂストン REGNO「GR-XIII B Edition」で“大人のドレスアップ”【PR】

タイヤの選び方が変わるーーデザインによる世界観の表現と性能とを両立したブリヂストン REGNO「GR-XIII B Edition」で“大人のドレスアップ”【PR】

RECOMMEND