VAGUE(ヴァーグ)

まもなく生産終了! 街中最速の“モタード”がカワサキから待望の復活を果たした理由とは?

スーパーモトの先駆メーカーからリリース

 カワサキのオフロードバイク「KLX230 S」にオンロード用タイヤを履かせたスーパーモトマシン「KLX230SM」が登場しました。

 オフロードバイクにオンロードタイヤを装着したスーパーモトマシンは、軽さを活かしたキビキビした走りが魅力。かつては“モタード(スーパー・モタードの略)”とも呼ばれ、ちょっとしたブームとなっていました。「KLX230SM」は久々に国産メーカーから発売されるファンには見逃せないモタードです。

カワサキのオフロードバイク「KLX230 S」に、オンロード向けの17インチタイヤを履かせたスーパーモトマシン「KLX230SM」
カワサキのオフロードバイク「KLX230 S」に、オンロード向けの17インチタイヤを履かせたスーパーモトマシン「KLX230SM」

 カワサキは1998年に、「KLX250」に前後17インチのオンロードタイヤを装着した「Dトラッカー」を発売。日本国内でスーパーモトマシンの先鞭をつけました。その後、ホンダから2003年に「XR250モタード」(2013年に後継モデル「CRF250M」が登場)が、スズキからは2004年に「DR-Z400SM」が、ヤマハからは2007年に「WR250X」が登場するなど、一時期、各社からスーパーモトマシンが続々とリリースされました。しかしその後、厳しくなる排出ガス規制の影響もあって国産のモタードは姿を消してしまいます。

 とはいえ、スリムで軽量な車体に、舗装路でのグリップに優れるタイヤを組み合わせたモタードは小回りが抜群。街中最速ともうたわれ、バイク便のスタッフなど一部のライダーから根強い支持を集めました。

 今回の「KLX230SM」のリリースは、そうしたライダーには福音となりそうです。ではなぜいま、モタードが復活を遂げたのか。リリースの理由についてカワサキモータースジャパンの広報担当・赤地さんは次のように話します。

「コンパクトで軽量、足つき性のいい車体設計に加え、スタイリッシュなデザインでエントリーユーザーはもちろん、シティライド中心でご利用いただく方にもおすすめできます。一方、ベテランライダーのダウンサイジングやセカンド車両としてもお楽しみいただけます」

●本格的なライディングにも対応するエンジン&車体

 空冷232ccの単気筒エンジンや車体など、「KLX230SM」の基本設計は「KLX230 S」と共通ですが、前後ホイールは17インチとなり、グリップのいいタイヤを履いています。

 加えて、フロントフォークにはø37mmの倒立タイプを採用。ノーズダイブを抑えるなどオンロード向けのセッティングを施すとともに、剛性を高めクイックなコーナリングを実現しています。

 倒立フォークの太いアウターチューブは、スーパーモトらしいスポーティな外観に貢献。太めのゴールドリムやシャープでコンパクトな小型LEDヘッドライトによる迫力あるルックスが目を惹きます。

 ブレーキは、フロントに300mmの大径ディスクを採用。ハイスピードなオンロードライディング向けにふさわしい制動力を実現しています。

 スーパーモトファン注目の「KLX230SM」ですが、2022年11月から施行される令和2年排出ガス規制に適合していないため、残念ながら生産は同年10月末までに限られるとのこと。気になる人は急いだ方がよさそうです。

●商品仕様
・価格(消費税込):57万2000円
・シート高:845mm
・重量:136kg
・エンジン:232cc空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
・最高出力:19ps/7600rpm
・最大トルク:19Nm/6100rpm

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