プジョー新型「308」の真打ちが上陸! 「308PHEV」の走り味は高級感とプジョーらしさが濃密に融合
乗り味のよさはプジョー歴代モデルの上をいく
300kg以上も重量が増えたら、普通なら“曲がる”ことに関してデメリットが生じがちなものだが、308PHEVではほとんどそれを感じることがない。

重たいバッテリーをリアシートの下あたりに配置して重心の高さと重量の前後バランスを調整しているため、むしろ内燃エンジンを積んだ一般的な前輪駆動車よりもフットワークがいいように感じられるほどだ。
低い位置にある軸を中心にロールしていく感覚を伴いながら、308PHEVはスイッと気持ちよく曲がる。それは前輪駆動なのに後輪が車体をコーナリングラインに載せていくような感覚のある、ロールを深めるに従って巧みにトーインを強めるプジョーならではのサスペンションセッティングあってこそのものだが、とにかく操作に対する反応はいいし、ステアリングやシートから伝わってくる、常に四肢が路面をつかんでいるかのような“猫足”感覚も濃厚だ。
こちらも頑張ってスポーツ仕立てにしつらえた印象はないのだけど、軽やかというより速やかでたおやかなそのテイストは間違いなくスポーティといえるものだし、はっきりいって気持ちがいい。だから、うねうねとカーブが続くような道を走るのが、とても楽しい。ドライビングすることそのものが楽しいのだ。
それに、重さは乗り心地にも好影響を与えている。新型308は剛性の高さを感じられる車体によく動く足を組み合わせ、ガソリンターボ車もディーゼルターボ車も乗り心地は良好といえる部類にあるが、タイヤやホイールなどからの振動をわずかに感じる瞬間がないわけでもない。対して308PHEVはそれを重さが抑えてくれて、“プジョーらしい”と形容される独特のしっとり感を色濃くしている印象だ。それがとっても気持ちいい。なにやら絶妙なサジ加減で、ここでも洗練という言葉が頭の中をチラつく。乗り味のよさは、これまで体験したどのプジョーよりも上をいっていると断言していいだろう。
* * *
イマドキこのクラスでは、安っぽさを感じさせるクルマはだいぶ少なくなった。けれど、はっきりとした上質な感覚に浸らせてくれるクルマというのも、そう多いわけじゃない。その点、308PHEVはこのパワートレインを採用することで、高級感といい換えても絶対にバチの当たらない乗り味を得ている。それと同時に、プジョーらしい伝統的なテイストを膨らませることにも成功してるのだ。
真打ち登場と僕がお伝えしたくなったのは、308PHEVがこうした魅力の持ち主だからである。
●Peugeot 308 GT Hybrid
プジョー 308 GTハイブリッド
・車両価格(消費税込):515万5000円
・全長:4420mm
・全幅:1850mm
・全高:1475mm
・ホイールベース:2680mm
・車両重量:1660kg
・エンジン形式:直列4気筒DOHCターボ+モーター
・排気量:1598cc
・変速機:8速AT
・エンジン最高出力:180ps/6000rpm
・エンジン最大トルク:250Nm/1750rpm
・モーター最高出力:110ps/2500rpm
・モーター最大トルク:320Nm/500〜2500rpm
・駆動方式:4WD
・サスペンション:(前)ストラット式、(後)トーションビーム式
・ブレーキ:(前)ベンチレーテッドディスク、(後)ディスク
・タイヤ:(前)225/40R18、(後)225/40R18
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