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日産「GT-R」のエンジンをチューンして搭載! ハイパワー×軽量ボディのチェコ製スーパーカーの実力とは

レーシングカーやカート、飛行機まで手がけるチェコの老舗メーカー

 チェコ共和国の自動車メーカー・プラーガ(Praga)が、チューンした日産「GT-R」のエンジンを搭載したスーパースポーツ「ボエマ」を発表しました。

日産「GT-R」のエンジンをチューニングして搭載し、89台限定で生産・販売されるプラーガ「ボエマ」
日産「GT-R」のエンジンをチューニングして搭載し、89台限定で生産・販売されるプラーガ「ボエマ」

 プラーガの設立は1907年。その昔、イタリアのイソッタ・フラスキーニのモデルをライセンス生産した同社は、その後、自社開発をおこない自動車メーカーとして成長していきます。

 さらに、エンジンやトランスミッションを航空機や戦車向けに生産したことがあるほか、ČKDという機械メーカーからバイク部門を買収し、ČKDブランドのバイクを投入したこともあります。

 とはいえ、トラックやバス、軍用車両メーカーとしての活動はずっと続けてきたものの、乗用車の生産は1947年に中止。そのため、チェコ共和国の歴史によほど詳しいか軍事マニアでもない限り、プラーガの存在をご存じない方が多いかもしれません。

 そんなプラーガが乗用車づくりを再開したのは2011年のこと。現在はカート、飛行機、そして乗用車づくりの3本柱がビジネスとなっています。

 もっとも、乗用車といってもプラーガが手がけるのはレーシングカーなのですが…。2011年に投入した「R4S」は、スズキの大型バイク「隼」用エンジンを2機使い、ボア&ストロークをアップした3.2リッターV8エンジンを搭載。最高出力は500ps以上で、車両重量はわずか880kgに仕上がっています。

 ちなみにプラーガとは、ラテン語でプラハを意味する言葉だそうです。

●空力に優れた軽量ボディに700psのチューンエンジンを搭載

 そんなプラーガの最新モデルである「ボエマ」は、ハイパワーエンジンに軽量ボディという、速さを追求する上で当たり前の方程式を採用しています。

 ボディ素材にカーボンを多用したおかげで、車両重量はわずか982kg。そこに、日産「GT-R」が搭載する3.8リッターV6ツインターボを、イギリスのリッチフィールドエンジニアリング社がチューニングしたエンジンを搭載します。最高出力は700psとなっていますが、オーダー次第で982psにまで引き上げられるとうたわれています。またこのエンジンは、ドライサンプ方式へ変更することでエンジン高を140mmに抑えるなど、低重心化にも貢献しています。

 エンジンはミッドシップにレイアウトされ、リアタイヤを駆動。トランスミッションはヒューランド製シーケンシャルを組み合わせています。0-100km/h加速は2.3秒、最高速度はギア比の関係上「300km/hオーバー」と、やや控えめ(?)な数値が掲げられています。

 見るからに空力特性に優れたルックスですが、250km/h走行時には900kgのダウンフォースを得られるのだとか。すでにイギリスでは量産プロトタイプがメディア向けにお披露目されており、YouTubeでその姿を見ることができます。

 生産台数は89台限定で、そのうち4分の1ほどは北米市場で販売されると予想されています。気になるお値段は131万ドル(約1億8340万円)とのこと。しかしまぁ、よく89台分ものGT-Rエンジンを調達できるものだと感心させられます。その走りが気になってしょうがない今日この頃です。

Gallery 【画像】マックス982psを発生するGT-Rのエンジンを積んだチェコ製スーパーカーを見る(11枚)
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