ボルボの人気3列シートSUV「XC90」はどう進化? いまPHEVがオススメな理由とは
2023年モデルは年度改良とともにグレード名も変えて登場
他社に先駆けて早い段階で全車電動化を宣言したボルボですが、2022年の時点で販売するボルボ車はすべて電動化されています。
そんな中で、2030年までには販売するすべてのボルボ車をBEV(バッテリー電気自動車)にすることを目指していると発表しました。その過程で2025年までには世界販売台数の50%をBEVに、残りはハイブリッド車で構成するとリリースされました。
そして2023年モデルは年度改良とともにグレード名も変えて登場しました。
ボルボはプレミアムBEV市場のリーダーになることを目指しています。
いまはその過渡期で、HEV(ハイブリッド車)、PHEV(プラグインハイブリッド車)、MHEV(マイルドハイブリッド車)が混在している状態ですから、ユーザーにとっては多くの選択肢の中からクルマ選びができるかつてない楽しい時期なのかもしれません。
今回試乗したのは「XC90リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッド」というネーミングに変わったPHEVです。
アルティメットというグレード名は、これまでのインスクリプションに相当するものですが、スポーティなRデザインの要素も加わっています。
XC90はボルボのフラッグシップSUVで、3列シートで乗車定員は7名まで可能です。総重量は2340kgと重量級になりますが、2リッター直列4気筒ターボエンジンと前後に電気モーターを備えて走りに不満はありません。
XC90リチャージ アルティメットT8 AWDプラグインハイブリッドはPHEVなので充電できます。
ガソリンの給油口は右側リアフェンダーにありますが、充電口は左側フロントフェンダーにあります。
リチウムイオン電池の総電力量は18.8kWhで、EV走行では73km走れる計算になっています。充電設備がある場所をベースに使うなら、この範囲でBEV的な使い方も可能になります。
ガソリンも使ったWLTCのモード燃費では13.3km/Lなので、60リッター入るタンクで798km走れる計算です。
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