ボルボの人気3列シートSUV「XC90」はどう進化? いまPHEVがオススメな理由とは
十分なモーターのトルクが自然な動きを引き出す
こんなスペックで語るよりも、ボルボの魅力はクルマに乗り込んだところで感じる人が多いでしょう。
スウェーデン生まれのボルボらしく、インテリアは素材もデザインも北欧らしさで溢れています。見た目も手触りも自然に優しいところが女性にも人気があります。運転席に座るとクリスタルガラスのセレクターレバーの高級感が漂ってきます。
ダッシュボードの9インチセンターディスプレイはタッチコントロールで操作しやすいですが、最新のボルボのスタンダードは「OK,Google!」と声をかければハンズフリーの音声操作が可能です。
ナビ(グーグルマップ)の操作はもちろん、エアコン、オーディオなどクルマのアクセサリーの操作、さらに自宅の家電とも連携が可能です。ボルボ・カーズ・アプリによるテレマティクス・サービスやGoogleアプリ/サービスが新車登録から4年間無償で利用できるのも特筆すべきことです。

駐車場から外に出て一般道を走ってみました。まず動きは非常にスムーズで気持ちの良いものです。
アクセルペダルを踏み込んでいくと、最初は電気モーターで駆動し、あるところからエンジンが始動してトルクが増していくのですが、その繋がりがギクシャクせずにスムーズです。
十分なモーターのトルクが自然な動きを引き出している感じです。アクセルペダルの踏み加減によりエンジンが掛かるポイントは異なりますから、ドライバーの右足ひとつである程度まではエンジンコントロールが可能です。また通常はハイブリッドモードですが、モードを切り替えることにより、エンジン主体で走るか、モーター主体で走るかの選択も可能です。
ハンドルの応答性はニュートラル付近の遊びが極小さく、小舵角から正確に反応してくれるので、実際よりも小さなクルマを操っている気にさせられます。背が高い分だけ重心も高くなっているはずなのですが、それを感じさせないのはコーナリングでもロール角が小さく収まっているからでしょう。
乗り心地はしっかりしたボディ剛性とその重量により振動は伝えてこないので快適です。
タイヤは275/35R22 104W XLのピレリP ZEROですが、PNCSというノイズキャンセル装置が組み込まれているので、静粛性に貢献しています。
走りの面でも快適性の面でも2023年モデルのXC90は、さらに熟成したクルマになりました。

VOLVO XC90 RECHARGE ULTIMATE T8 AWD PLUG-IN HYBRID
・車両本体価格(消費税込):1214万円
・試乗車オプション込合計価格:1258万9650円
・全長:4950mm
・全幅:1960mm
・全高:1775mm
・ホイールベース:2985mm
・車両重量:2340kg
・エンジン形式:直列4気筒ターボ+電気モーター
・排気量:1968cc
・駆動方式:4WD
・変速機:8速AT
・最高出力:317ps/6000rpm
・最大トルク:400Nm/3000−5400rpm
・モーター最高出力:32.5kW(前)99.0kW(後)
・最大トルク:165Nm(前)・309Nm(後)
・燃費(WLTC):13.3km/L
・EV走行可能距離:76km
・サスペンション形式:前ダブルウィッシュボーン・後マルチリンク
・タイヤサイズ:275/35R22
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