目下最速最強の選択肢!? 最新規格「Wi-Fi 6E」対応メッシュシステムの実力とは
●安定した高速通信を実現する最新無線LAN規格“Wi-Fi 6E”に対応したメッシュシステム
米シリコンバレーを拠点に、世界中の家庭や企業に対して先進のネットワーク技術を提供してきたネットギア。同社が家庭向け無線LAN製品として展開するWi-Fiメッシュシステム「Orbi(オービ)」シリーズより、最上位モデルとして位置付けられる新製品「Orbi 9」が発表された。
2022年内の出荷開始を予定しているのは、「Orbi WiFi 6E AXE11000 クアッドバンド メッシュWi-Fiシステム スターターキット RBKE963」(27万5400円、消費税込)。親機となるルーター1台、子機となるサテライト2台の形で導入するための3台セットで、さらに電波の届きにくいエリアを補うためのものとして「追加用サテライト RBSE960」(9万9800円、同)も同時発売となる。
ネットギア「Orbi」といえば、広範囲をくまなくカバーできるメッシュ Wi-Fiシステムとしておなじみだが、今回の目玉はなんといっても最新無線LAN規格“Wi-Fi 6E”への対応だ。

“Wi-Fi 6E”とは、2022年9月の電波法施行規則等の改正によって新たに6GHzの周波数帯域が開放されたことで、いよいよ日本国内でも利用可能となった無線LANの最新規格のこと。 “6E” の「E」とは“extended(拡張された)”の頭文字からとられており、“Wi-Fi 6E”とはすなわち現在広く普及している通信規格“Wi-Fi 6”を拡張版ということになる。
最大のポイントは、従来無線LANで使われてきた2.4GHz帯と5GHz帯に加えて、より帯域幅が広い6GHz帯も利用できるようになった点にある。新帯域の追加は1999年に5GHz帯が開放されて以来じつに20年以上ぶり、これは拡大する無線LANの需要を受けてのものとのこと。新たに開放された6GHz帯ではより広い周波数幅の使用ができるため、電波の干渉なく同時使用できるチャネルをより多く確保できるようになる。
さらに6GHz帯は、従来使われている5GHz帯のような気象レーダーや航空レーダーといった別用途との干渉がないため、通信に制限がかかることもない。高速通信を途切れることなく安定した状態で確保できることは大きなメリットといえるだろう。
6GHz帯はアメリカやイギリス、韓国など海外では先行して開放されており、日本では前述の通りこの9月から開放となった。これを受けて国内でも秋頃から“Wi-Fi 6E”対応を打ち出したルーターが続々登場、今後はPCやスマホにも対応端末が増えていくことが想定される。

●専用バックホールが高速通信をキープ! 速度を落とさない“クアッドバンドメッシュ”がすごい
さて、これらを踏まえた上で、新登場の「Orbi 9」を見ていこう。前述の通り、“Wi-Fi 6E”対応を打ち出したルーターはすでに他社からも登場しているが、メッシュ機能を搭載するシステムとしては今回発売の「Orbi 9」が国内で初となるものだ。
これまでの「Orbi」では“トライバンドメッシュシステム”、つまりデバイスとの接続に2.4GHzと5GHzの2つの帯域、ルーターとサテライト間の接続にもうひとつ5GHz帯域を利用するシステムを採用していたが、「Orbi 9」ではそのさらに上をいく“クアッドバンドメッシュWi-Fi 6Eシステム”に対応。デバイスとの接続用には2.4GHz、5GHz、6GHzの3つの帯域、ルーターとサテライト間の通信に専用の5GHz帯域を使用するというシステムにより、合計16のWi-Fiストリームを活用して広範囲で高速通信が実現できるようになっている。
特に大きな強みとなっているのが、5GHz帯においてルーターとサテライト間をつなぐ“バックホール接続帯域”。ルーターとサテライトとの間に専用の帯域を確保することで、サテライトに接続したデバイスでも速度を落とすことなく、安定した無線通信を実現することが可能できるようになっている。
ルーター背面には10ギガに対応したWANポートを搭載、高精細映像など大容量データのやり取りが必要なコンテンツもストレスなく楽しむことが可能。より安定した通信環境を望むユーザーのために、2.5Gマルチギガポートを搭載するなど、有線LANも充実しています。
本体内部にはサンノゼ本社で独自に設計した高性能のアンテナを12本内蔵、1台あたり約279㎡、3台合計ならなんと836㎡もの範囲をカバーできるというから恐れ入る。ワンフロアどころか家じゅうまるごと、くまなく高速環境でカバーできる無敵のシステムといえそうだ。
11月に先行発表されたスタンダードモデルに続いて、12月には書斎やオフィスなどシックなインテリアとの相性のいいブラックエディションの発売がリリースされたばかり。VRゲームや8K映像配信、メタバースといった次世代コンテンツを先取りしたい向きであれば、チェックしておいて損なしだ。
●製品仕様
■Orbi WiFi 6E AXE11000 クアッドバンド メッシュWiFiシステム スターターキット
型番:RBKE963
価格(消費税込):27万5400円
無線LAN:IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax クアッドバンド対応
最大通信速度:4804Mbps(6GHz)+2402Mbps(5GHz)+2402Mbps(5GHz 専用バックホール)+1147Mbps(2.4GHz)
推奨接続台数:1台あたり最大200台
有線LAN:(ルーター)10ギガビットWANポート×1、2.5G マルチギガポート×1、ギガビットLANポート×3 (サテライト)2.5G マルチギガポート×1、ギガビットLANポート×3
サイズ:H211×W168×D64 mm
重量:1360g
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