カスタムした愛らしいルックスに快適空間を内包! バンライフに着想を得た軽自動車ベースの車中泊仕様
ナチュラルで過ごしやすい居住空間を演出
おしゃれな車中泊仕様車をリリースしているオートバックスセブンのガレージライフスタイルブランド・GORDON MILLER(ゴードンミラー)から、軽自動車ベースの「GMLVAN S-01」が登場しました。
これまでトヨタ「ハイエース」や日産「NV200」をベースとしたオリジナルモデルをリリースしていた同ブランドですが、軽バンがベースのモデルはこれが初めて。発売は2023年2月中旬となる見込みです。

近年、キャンプやアウトドアを楽しむ人たちから注目を集めているのが、キャンピングカーほどの装備は必要ないものの、快適に車中泊を楽しめる仕様のクルマ。中でも、クルマを自身の手でカスタマイズする“バンライフ”と呼ばれる海外のスタイルにインスパイアされた、内装に木材を用いたモデルが人気です。
そんな“バンライフ”スタイルの牽引役ともいえるのがGORDON MILLER。無垢の天然木アカシア材を車室内の床や壁面、天井などに施工し、ナチュラルで落ち着いて過ごせる空間に仕上がっているのが人気のポイントです。
新たに登場した「GMLVAN S-01」は、ダイハツ「ハイゼットカーゴ」をベースとしながら、従来のモデルと同様、内装に天然木を使って仕上げています。
「苦労したポイントは、軽自動車という限られた空間の中でどこまでフレキシブルな空間をデザインできるか、ということでした」
そう語るのは、GORDON MILLERのコミュニケーションプランナーである広瀬幸雄さん。単に板張りのフラットな空間をつくるだけでなく、快適に車内で過ごせるようにするのが同ブランドのこだわりです。
「最終的に、左右の壁面にフラップ式のテーブルを収めることで落ち着きました」(広瀬さん)
●丸目仕様の愛らしいルックスもポイント
GORDON MILLERでは、オリジナル車両を製作する際に「ユニークなルックス、ナチュラルでフレキシブルな空間、そしてより永く自分らしく乗り続けていただくこと」(広瀬さん)の3つをコンセプトとしているとのこと。
「GMLVAN S-01」でも、丸目のライトを中心としたフロントマスクとし、愛らしいルックスをつくり出しています。
カラーは、オリジナルであるオリーブドラブカラーとコヨーテカラーの2色が用意されていますが、どちらもダイハツの工場で塗装が施されたメーカークオリティなのがポイントです。
内装に目を向けると、ボディカラーに合わせて開発したコーデュラ生地のシートカバーや、車中泊でのプライバシーを確保して夏場の日差しや冬場の冷気を遮断する遮光カーテンを標準装備。天然アカシア材の天井には、調光機能つきのLEDダウンライトも装備しています。外部電源ソケットから電力供給できるため、バッテリー上がりの心配がない上、夏場の熱気や冬場の冷気を遮断して車内を快適に保つ断熱加工も施されています。
近年、キャンプの延長で車中泊を楽しむ人たちが増えていますが、そうした使い方に最適なフレキシブルな内装と、アウトドアテイストのルックスを併せ持つ「GMLVAN S-01」は、かなり魅力的な選択肢といえるでしょう。すでに多くの問い合わせが殺到しているというのもうなずける仕上がりです。
●製品仕様
・価格(消費税込):319万円(2WD)、338万8000円(4WD)
・ベース車両:ダイハツ「ハイゼットカーゴ」
・ボディカラー:オリーブドラブ(GORDON MILLERオリジナル)、コヨーテ(ダイハツ サンドベージュメタリック)
・乗車定員:2/4人