トラック部門では46年連続、全乗用車で41年連続の1位

　米国フォードは2023年1月3日、フォード「Fシリーズ」が2022年におよそ64万台を販売、46年連続で米国でもっとも売れたトラックになったと発表しました。

　また2022年は平均して49秒に1台以上が販売され、乗用車を含めた自動車全体でも41年連続でベストセラーカーとなりました。

　Fシリーズとは、フォードが1948年から製造するフルサイズピックアップトラックです。2023年の今年は誕生75周年を迎えます。

　Fシリーズの中心車種であるF−150は、現行型が14代目となるモデルで、2022年にはその電気自動車（EV）バージョンとなる「F−150ライトニング」が発売されました。

　Fシリーズには「F−150」から「F−550」シャシーキャブまで、エントリーレベルのXLから充実装備のLimitedまで、さらにパワートレインはガソリンエンジンのエコブーストからフルEVのF−150ライトニングまであり、2022年に販売したすべてのFシリーズを並べると2400マイル、つまりロサンゼルスからデトロイトまでの距離よりも長くなるといいます。

　F−150ライトニングは2022年。もっとも売れたピックアップトラックEVとなり、さらに新型Fシリーズ・スーパーデューティは15万台という驚異的な受注を記録、2023年初頭にも最初の納車が開始されるといいます。

　フォード・ブルーの社長、クマール・ガルホトラ氏は「フォードトラックチームは、顧客のニーズを予測し、絶えず革新を続け、クラス最高レベルの性能と機能を提供することによって、Fシリーズを長年にわたりベストセラーカーとすることができました。40年以上もの間、お客様のおかげでこのマイルストーンを達成できたことを光栄に思い、身の引き締まる思いです」とコメントしています。