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リールの未来形が誕生!――スマホ連携の“極秘リール” ダイワの「IMZ」に釣りフェスが騒然

●これがリールの未来です

「釣りフェスティバルの前日まで、社内でも知る者はわずかの極秘プロジェクトでした」とDAIWAのスタッフが説明するこのリールの正式名称は「IM Z LIMITBREAKER TW HD-C(IM Z リミットブレイカー TW HD-C)」。

 今年4月に発売が予定されており、最大の特徴は、Bluetoothでスマートフォンと通信し釣行ログを同期できることにあります。

スマホやタブレットと動機して各種ログをやり取りしたり、リールの設定もコントロールしたりできる「IM Z LIMITBREAKER TW HD-C」
スマホやタブレットと動機して各種ログをやり取りしたり、リールの設定もコントロールしたりできる「IM Z LIMITBREAKER TW HD-C」

「クラッチを切ってみてください」というスタッフに促されサムバーを押すと、「チュウィンッ」という起動音とともにパーミングカップのLEDが点灯。もうこれだけでガジェット系釣りマニアなら物欲のリミットがブレイクする勢いです。もう後戻りできない扉が開いた気がしました。

「釣り場だけでなく、フィールドにいない時にでも釣りの楽しさを感じてほしかったんです」と、開発のきっかけについてDAIWAの担当者が説明する「IM Z」。

 専用アプリの「DAIWAアプリ」をダウンロードしたスマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスとワイヤレスで相互通信できるダイワコネクティングシステムを採用し、ペアリングしたリールのキャスト回数や飛距離のデータが蓄積され、いつでも閲覧することができます。

「IM Z」の美点のひとつは、スタンドアロンでもリールの機能はオミットされないということ。デバイスにつなげることでリールの拡張性を広げるという考え方なのだそうです。

 釣りは帰ってきてからも写真を見たり、タックルを手入れすることも楽しみの一つです。「IM Z」ではそれに加え、「自分がどのように釣りをしていたか」をログを確認することで追体験することができるというわけです。

●実はシンプルにすごいリールなんです

 デジタル面に目を奪われてしまう「IM Z」ですが、リールそのもののポテンシャルもかなりのハイレベル。まずは基本スペックを確認しましょう。

 ラインアップは、左右のハンドルモデルの2機種で、もちろん海水・淡水の両対応。8.4のギア比でハンドル一回転の巻き取り量は100cm。スプールには20lbのナイロンライン100mをストックできる直径38mmのG1ジュラルミン製するなど、スケールの大きな釣りに対応するスペックを有します。

スマホとペアリングしなくてももちろん使用は可能。リール本来の機能もハイレベルを実現した
スマホとペアリングしなくてももちろん使用は可能。リール本来の機能もハイレベルを実現した

 プラットフォームは2021年から始まったハイパードライブデザインを採用。ポイントはハウジングで、メインフレームとそれを挟む両サイドのプレートに軽量・高剛性のアルミニウム素材を採用し、その他にもドラグや回転部などにもDAIWAの最新テクノロジーが惜しげもなく投入されます。

 今後もアプリと同期することで、機能がアップグレードされる予定。あるテスターによると、今後はプロスタッフの設定したオリジナルのブレーキ設定が実装される可能性もあるのだとか。

 個人的に注目したのがシンプルな外観。新機軸を打ち出すデバイスは近未来を思わせるエッジの効いたデザインになりがちですが、本作は「これが未来だよ」と言わんばかりのシンプルさ。

 価格は消費税込で13万7500円と、なかなかセクシー。ですが、このワクワク感を手に入れられるならば値段は二の次というアングラーは少なくないのではないはずです。

●製品仕様
■IM Z LIMITBREAKER TW HD-C
・価格(消費税込):13万7500円
・アイテム名:XH(右ハンドル)、XHL(左ハンドル)
・巻取り長さ:100cm/ハンドル1回転
・ギア比:8.4
・自重:250g
・最大ドラグ力:7kg
・標準巻糸量:ナイロン:16lb.-125m/20lb.-100m、PEライン:4号-100m/5号-80m
・スプール径:38mm
・ハンドル長さ:95mm
・ベアリング:ボール 12/ローラー 1
・バッテリー充電時間:約90分(付属 USB Type-C 使用時)
・連続投擲数:約700投
・搭載ブレーキ:INTELLIGENT MAGFORCE:(スタンダードモード)
・付属品:簡易取扱説明書、ワーニング(スタートガイド)、充電コード(USB Type-C)、リールケース

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杉山元洋
杉山元洋
編集者
VIPインタビューからモノ語りまで、撮って書く編集者。ホットハッチに自転車を積み、6つの車輪で旅をする6WheelsLifeをゆるめに解釈した「ゆる六輪の旅(ゆる6)」を提唱&実践。フィールドレコーディングやアウトドア、MYOG系バッグづくり、大衆酒場を愛好。メディア制作集団「Std. COALSACK」所属。東東京生まれ。

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